オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
銀魂 ガチラス・ファイナルオブ・ジ・エンド
結論から言おう。
なんだこれ、神作か?
素晴らしい、という一言しか出ない。
あえて挿入歌やBGMオンリーにしたり、銀時vs虚の演出はさすがとしか言えない。虚に止めを刺す時の銀時の一瞬の躊躇の演出は、原作をちゃんと読み込んで「分かってる」のがわかる。
もちろん原作再現率も高いどころか、桂vs棺をはじめとして、戦闘シーンの肉付けなど原作をリスペクトしたうえでの一工夫は、もはや職人芸。
文句のつけようもない、だだの神作。
銀魂ファンなら絶対に損はしない素晴らしい出来。
ただ、三つだけ。
一つは、DOESの挿入歌。悪くはないんだけど曇天やらknowknowknowやらは越えられなかった。SPAIRの轍も、アニメのOPEDの方が良かった。
とはいえ、別に悪い曲ではないし、作品の内容とは別の話なので、文句というレベルではない。
二つ目は、全蔵の声優交代。まあこれはやむを得ないことなので、作品の評価には入れていない。が、何も言及しないほど無視できるポイントでもなかったので、一応吐き出させていただいた。
三つ目は、二時間半とか(なんなら三時間でもいい)の尺でアニメの続きからやれんかったかなあと。
少なくとも近藤の結婚パーティー騒ぎからのドシリアスが緩急もあってより熱くなれたのだが。
まあでもこれも予算をはじめいろいろな制約やらなんやらがあったんだろう。
これも文句というよりは、こうすればより良かったという願望でしかないので、作品の評価には入れていない。限られた時間の使い方は一級ではあるんだし。
銀魂のスタッフには感謝しかない。
ファンにこれほどそう思わせる出来のアニメ作品など、今までもこれからも出てこないだろう。