あきら さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
忍耐を必要とする。
全て観終わったが、かなり忍耐が必要であった。
このアニメは主人公ゆきが第11話で自身に言った、
「私は必要なの?役に立たない」のセリフが全てである。
正直作者の主人公選択があまりにも悪く、
あまりに弱いがゆえに精神疾患となった者を、
周囲に迷惑をかけても良いような、
作者の浅薄な博愛精神がゆきに体現されている。
私はアニメを素直に観るタイプで、
涙も流す方であるが、本作の犬への過剰の愛や、
その死に対し全く感動さえもしなかった。
それは主人公ゆきと同じように、
作者の弱い者への浅薄な博愛精神が、
その他の者(他の登場人物、他の学校のゾンビ)への配慮を犠牲として、
表現されているからである。
本作は弱い者への同情が基本ベースであり、
それゆえ弱い者が周りを吸い尽くすという、
寄生を讃えた作品と思われる。