ハウトゥーバトル さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
やがて死ぬ。え?
この話は人生をやり直すツアーに参加した人達の話
岡田麿里さんがシリーズ構成を担当する、ということで非常に楽しみにしてた作品。タイトルからして「よくわかんない家に迷い込んだ男女4、5人がそれぞれの悩みを乗り越えながら『またどこかで!』で別れる」そういう話かと思っていましたが、まさかのミステリー。
そこで、監督が水島努さんということに驚きました。ミステリーやホラーとは程遠い方がなぜいきなり本作に手をつけたのかまるで分かりませんが、制作側(スポンサー)が押し切ったのでしょう。
さて内容について。
正直いって全く面白くありませんでした
ミステリーな作風のくせに「それはね、超次元的な存在のせいなの」とか言われたらどうのしようもないじゃないですか。いや超次元的な話だったらそれはそれでいいんですよ。ただ局所的に超次元的を使われてもこちらとしては「逃げたな」としか捉えられませんそうでなくとも脚本のクオリティを下げるようなもの。
他にも色々不都合なところだけは目をつぶったかのような作品。控えめにいって打ち切り作品のような内容です。
本作を見るとしたら雰囲気だけで軽くホラーを楽しむ程度でいいんじゃないですかね。そのホラーもよくわからないものばかりですが。
{netabare}
こんだけキャラも多ければ個人の悩みなんて全部消化できるはずないの分かってたでしょうに。それとも犯人が誰か的なことをさせたかったんでしょうかね。まぁその犯人とやらが自分のトラウマが具現化したものだとは思いませんでしたが。
{/netabare}
あとキャラが無理。
主人公含め、その他の喋るキャラが非常に無理。
このツアーに参加している時点で私と思想が会わないのは分かっていたのですが、さすがに見てられないくらいにひどかったです。まぁ人によっては共感するかもしれませんし、変わりたくても変われない人がいるのも重々承知しているので、とやかく言うつもりはありませんが、個人的には無理な人達でした、という話です。
{netabare}
「人生やり直しツアー」に参加した主人公(光宗)はともに参加した女子高生(真咲)と仲良くなるが、廃村についたら参加者のラッパーが失踪し、よくわからない化け物がいる可能性が出てきた。参加者の中二病が殺人未遂を起こし、軟禁するも脱出。いよいよよくわからなくなってきたから、ツアーの主催者の女子大生が疑われたり、真咲が疑われたり、光宗が疑われたり、色々あったが、化け物はどうやら個人のトラウマが具現したものらしく、それを研究してたのが女子大生の父らしい。女子大学生は参加者を生贄に父を帰そうとしたが本人の意志で失敗。幼馴染み(颯人)に束縛され親に束縛された光宗は自身のトラウマと向き合い、真咲のトラウマ(?)である真咲の兄のことを解決。万事解決したが、正直その化け物の村の方がマシということで廃村に留まることにした人もいる中、無事現実に向き合い帰った人もいた。
全く出番ないキャラも大勢いましたね。1人のキャラに対する意識を分散さして犯人探しをしにくくしたんでしょうが、全然出番のないキャラがいざ犯人だとしたら、正直かなりつまらないので、自然と人物はかげられてきます。
{/netabare}