剣道部 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
ミステリー系のTVアニメでは、「次話への、ワクワク感」が大事。なのだが。
[文量→中盛り・内容→酷評系]
【総括】
ニトロプラスだな~というアニメ。
作風としては、「科学アドベンチャーシリーズ」に近い。その中でも、雰囲気やクオリティを加味すると、『CHAOS;HEAD』に1番近いという、やや残念感がある。
『STEINS;GATE』は、「次、どうなっちゃうの!?」というワクワク感があり、途中で切るなんて考えられなかったが、本作にはそれが決定的に足りない。
さりとて、『ROBOTICS;NOTES』のような、キャラクターの良さや、ストーリーの面白さがあるわけでもなく、全体として薄っぺらく感じた。
とはいえ、☆2か☆3で悩む程度には楽しんで観ていたのが、7話を録画し損ない(実際は放送延期だったようだが知らなかった)、そこで気持ちが切れた。
「1話飛ばしても観たい」とか、「最新話ならABEMAとかで無料観られるよな」とまで思えなかったというか、「まあ別にここで切っても良いや」と思ってしまったのが、最大の問題点。
こういうアニメは、序盤でバラまいた伏線を、終盤で鮮やかに回収できれば評価が上がると思うけど、終盤にたどり着くための、「中盤以降の、アニメとしてのシンプルな面白さ」に欠けたのが、最大の断念理由です。
《以下ネタバレ》
【視聴断念(6話まで)】
{netabare}
面白い話もあったんですよ。5話(クナイ回)とか、ベタな展開ながらも1話の中でちゃんとストーリーがあって。2択の意味もあって。
毎話あのくらい緊迫感のある話を続ければ良いのに、緩急をつけたいからなのか、変に日常系要素も入れるから、シナリオがグダッた感じです。それはキャラクターに魅力があれば成立しますが、なんとなく、この作者はキャラクターの作り方が下手(テンプレ止まり)なので、シンプルにストーリーで勝負した方が良かった気はします。
さて、色々「アリエナイ」と思うことはあったけど、中でも、3話→4話の流れは酷いです。
白樺梢のことです。
自らを救ったことで亡くなってしまった先輩に対する悔恨から1年間引きこもるのに、自らを救ったことで亡くなってしまった父親の死からは1話でアッサリ立ち直る? 普通、いくら仲が良いがよい先輩だったとはいえ、実の父親の死の方がキツくないか?
いや、(娘が落ち込み続けることは望まないにしても)さすがにカバ先生、可哀想すぎないか? 浮かばれない。白樺梢が立ち直る話はいつかやらなきゃだけど、父親が死んだ直後の回にたった1話であっさり片付ける話じゃない。この、構成の悪さが、一番冷めた要因です。
私は文系なので、科学的な齟齬には無頓着なのですが、人の心の齟齬には敏感なのです。
まあこれで、最終的に白樺梢が黒幕だったら、一本取られたなと思い、☆を1つ上げたいと思います(笑)
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
OPでこのヤバさは、怪しい気がする(苦笑) 開始1分で不快な主人公だな。位置の特定が先だろ。んで、室内の家事で一番怖いのは一酸化炭素なのに、そこは無警戒かよ。ニトロプラスって感じの雰囲気だね。トロッコ問題か。個人的には、命と人権の比較なんだけどな。
2話目 ☆2
謎をばら蒔くのは良いし、多分どっかで回収するんだろうけど、その途中もちゃんと面白くないとね。1年じゃあ、割り切れないよな。
3話目 ☆3
まず、「キャベツ全部売るな」だよな、仲間だろ。失敗するパターンもあるんだね。
4話目 ☆1
娘の立ち直りはいつか描くとして、父親が目の前で死んだ1話後にアッサリやる話か?
5話目 ☆4
まあ、クナイの話は王道感あるが、面白かったな。1話の中でちゃんとストーリーが流れていた。
6話目 ☆3
7話目 ☆
8話目 ☆
9話目 ☆
10話目 ☆
11話目 ☆
12話目 ☆
{/netabare}