ドウ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
独特な雰囲気もあり人を選ぶかも、自分はお気に入り。
結構お気に入りの作品に出会えたようです。感動しました。
学校ごと異次元に漂流してしまったキャラクター達の理不尽なサバイバル生活、ぱっと見設定は「漂流教室」に近かったりしますかね。
最終回観終わった後の余韻も凄かったです。
観ていて「その終わり方はやめてくれ~」とも思ったのですが、「切なさ」も含んだその余韻にエンディングが流れている時には拍手していました。
SF作品でしたが内容的には、物理的に無茶な展開やツッコミたい点もいくつかありマイナスポイントもありました。
ただそのめちゃくちゃな所に放り込まれたキャラクター達の感情の機微や、ボーイミーツガールという側面でも面白かったです。
ボーイミーツガールとしての見方でも、{netabare} セオリー通りの「この男女はくっついてハッピーエンド」とかでもなかったのも面白い点ですし。{/netabare}
例えば「出会いと別れ」という点においても現実の日常にありふれた「人と人との繋がりや出会いと別れってこんなものだろう」ぐらいの距離感がとてもリアルに描かれていて。起こった事はめちゃくちゃファンタジーなのですが、その中に見える色々なところのリアルさが自分に突き刺さった部分は大きかったです。
最近観たSF作品では、自分の中では「宝石の国」以来の良質なSF作品でした。
特に印象に残っているエピソードは最終回と第8話辺りでしたね。
第8話ではこの作品に登場するキャラクターの中でも特に上位に入るくらい好きな「こだま」が登場していて、そのエピソードも印象的でした。
作品全体として結構印象に残ったので、起承転結自分としては大満足でした。
この作品を作ってくれた制作陣、クリエーターの皆様には「素敵な作品でした、ありがとう。」と伝えたいです。