scandalsho さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いい意味で裏切られる作品。
イリナが宇宙に行って終わりかと思っていたら、中盤に「あっさり」行っちゃって・・・。
『あれ~!?』
{netabare}物語は、旧ソビエト連邦を彷彿とさせる国。
旧ソビエト連邦と言えば、共産主義=唯物論の国。
民衆のことをモノとしてしか考えない思想・・・。
ヒロイン・イリナは吸血鬼。
人間から差別を受ける民族。
本作では「人間」と「吸血鬼」として描かれているが、原作者は何を伝えたかったんだろうか?
国によっては、今でも”民族”による差別があると聞く。
大人数の下民の不平不満を解消するためには、下民よりも、もっと低い身分の人を「少数」作れば良い。
少数ならば、反乱を起こされても簡単に押さえつけられるからね。
本作中で、イリナは被差別者から脱却できたのだろうか?{/netabare}