まつまつ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
就活生や新社会人には響く部分があるかも
P.A.WORKSのお仕事物。
SHIROBAKOは好きだったので期待していたましたが、盛り上がりに欠けるというか、他の方のレビューにもあったが、色々な人物や問題を取り扱っているのは良のだが、その分イマイチ浅い感じがした。
2部構成で前半は主人公の高校生、海咲野くくるが老朽化による閉館迄の数か月館長のおじいに代わり、館長代理としてがまがま水族館をその閉館の危機から救おうと奮闘する話。
後半は高校卒業後、沖縄の大型水族館アクアリウムティンガーラに就職してまたまた奮闘する話。
仕事は好きな事ばかり出来る訳では無く、大変な事もいっぱいあると言う事が表現されている点では現実的な話だった。
そして夢が敗れても次に向けて動き出さなくては行けないとい事を伝える上では良い話だったのかもしれない。
1部でくくるはがまがまを立て直す為に奮闘するものの結局は取り壊しが決定してしまった。
ティンガーラから研修に来た南風原が言っていた通り、くくるがやっているのはままごと見たいなもので、水族館で働く為に努力をしてきた南風原にとっては仕事を舐めていると映っても仕方が無い事だろう。
自分のイメージとしては水族館への就職というのは狭き門で水産学部等を出た学生が就職するというイメージだったので、いくらがまがまのコネだからと言って、数か月バイトで飼育員をやっただけの風花と櫂がそんなあっさり就職出来ちゃうのとは思ってしまった。
あと副館長、元銀行員で仕事が出来るのかは知らないが上司としてあれは無い。
部下をプランクトン呼ばわり、いくらがまがまでの経験があるからと言って、高卒直ぐの新入社員に大したフォローやアドバイスも無く一方的に仕事を投げる。
体育会系か何か知らないがあんなんじゃいつ辞めてもおかしくないし、辞めた所で上司の責任だわ。
水族館での結婚式の話も1回目の案はプランナーに却下されていたが、くくる1人で考えて殆どアドバイスも出していないとかフォロー無さ過ぎて何なのだろうこの上司としか思えなかった。
最終話直前で過去に再建を失敗した経験から水族館を守りたいみたいな事を知った所で好感度が上がらない。
環境問題に関心を持った風花が2年間ハワイの水族館に研修へ行くメンバーに選ばれていたが大した経験も無く、英語も話せなさそうな人間が選ばれて大丈夫?とも思ってしまった。
これから就職しようとする学生や新入社員には共感して観られる作品かもしれない。