runa21 さんの感想・評価
3.6
物語 : 5.0
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
麃公将軍と蕞の民の胸熱展開
勝手に宣言します・・・
キングダムで最も面白い場面です(笑)
原作で、最も繰り返し読んだのが
この戦いです。
合従軍に攻め込まれて防戦する話です。
「え~~攻める話じゃないの~~~」
とテンション下げないでください。
ここが一番面白いです。(個人の見解です)
もう、正直絶体絶命のピンチなんです。
こんなのまのあたりにしたら、
おそらく意志の一本や二本ぽっきり折れるでしょう。
防戦するから神経が削られていくんですけど・・・
攻撃は最大の防御と言いますが、
まさしく、防戦する話なんですけど、
攻撃する姿勢で挑んでいるんです。
特に本能型の麃公将軍のかっこよさと言ったら!!
相手の「出陣」の掛け声の前に
「出陣じゃ!!!!」
とかぶせてくるところとか、
戦に対する思いとか・・・
なんというか、まだるっこしいことは考えてないんです。
本能のまま突き進み、本能のまま戦うんです。
無茶苦茶な将軍なんですけど、
彼を慕ってついていく部下が多いのもうなずける。
とにかく惹きつけられるものがあるんですよ。
テレビに向かって
「麃公将軍!!!!!!」
と叫んでしまうほどです。
そしてラストの蕞の民・・・
海外旅行に行ったことはないですが、
中国に行く機会があったら、
兵馬俑と蕞を訪れたいと思ったほど(笑)
王様の力はもちろんですけど、
蕞の民の踏ん張りだったり、国を守ろうとする心だったり、
諦めに精神力だったり・・・
彼らの精神力に、さすがの趙も恐れをなしていたことでしょう。
とにかくラストのラストまで目が離せない。
絶望するような状況で、
攻めるではなく防戦一方の戦いなのに、
だからこそ、武の力だけではなく、
それこそすべての力をかき集めて
「国」として戦っていく様子がとにかく胸熱です。
原作読んでいますが、
その後の展開も面白いですが
個人的に一番面白い場面と言ったら、
やっぱりこの合従軍の防衛だと思う。
何度も絶望を味わいながらも
諦めず立ち上がり続ける彼らをみると
自分も何かをしなくては・・・という気にさせられます。