Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
死者の街で生きた少年は聖騎士(パラディン)への道を歩み出す
この作品の原作は未読ですが、河瀬茉希さんが主演を演じると知り視聴決めた作品です。
河瀬茉希さんと言えば、「百錬の覇王と聖約の戦乙女」のイングリットや、「ゾンビランドサガ」の紺野純子、最近では「くまクマ熊ベアー」のユナ役を演じられている声優さんです。
個人的には、「メジャーセカンド」の沢弥生役が一番ハマっていたと思っていますけれど…
かつて滅びた死者の街――
人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。
少年を育てるのは三人の不死者(アンデッド)。
豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。
彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。
そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。
「……この『僕』って、何者なんだ?」
ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。
善なる神々の愛と慈悲。
悪なる神々の偏執と狂気。
――その全てを知る時、少年は聖騎士(パラディン)への道を歩みだす。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
三人のアンデッドと生活していた時には気付きませんでしたが、河瀬茉希さん演じるウィルって、メッチャ強かったんですよね。
改めて考えると、剣の達人で神官というスキルを踏まえると、一般的なRPGなどでも普通に聖騎士なんですよね。
でも、ウィルが生まれてから成人するまでの間の物語が個人的には大好きでした。
生前、ブラッドは凛々しく、マリーは容姿端麗で、ガス…は今じゃ足が無いくらいの違い^^;?
そしてウィルは三人から寵愛を受けていることが肌身で感じられる…
ですが、三人が不死者になってまで守りたかったモノと、ウィルの旅とはちゃんと接点があるのでしょうか…
私は原作未読だからなのかもしれませんが、この部分に弱さを感じてしまいました。
私が見逃しているだけかもしれませんけれど…
それと、視聴中は全く気付かず、完走後にwikiをチラ見して知ったのは、灯火の神グレイスフィールのCVが碧ちゃんだったということ…
公式サイトのキャラ紹介欄には碧ちゃんのコメントまで記載されているというのに…
一方、嬉しいサプライズがあったのも事実です。
面白い作品に対して続編の制作を希望するのは自然なことだと思います。
この作品に対しても同様で、続編の制作を期待していたのですがwikiをチラ見した際に、何やら気になることが書いてあったので、以下に記載します。
「作者が精神状態悪化を理由に活動を休止したことで、作品は2017年9月までで止まっている。その後、2020年11月に行われた復帰報告において、書籍版第5巻の執筆の後、なろう版の連載再開に着手する予定である事が報告された。2021年7月には作者自身の具体的な病状などの報告が行われたが、2021年10月時点では活動再開に至っていない。」
作者の都合なので仕方ないのですが、wikiによると実質2017年から執筆が止まっていることになります。
だから、続編は諦めていたんです…
ところが、最終回のエンドカードにまさかの第2期制作決定の文字が記載されているではありませんか!
これが嬉しくない筈がありません。
この物語がどこまで描かれるかは正直分かりませんが、可能な限り描いて欲しいと思います。
そして、作者の柳野かなたさん…状況が快方に向かうことを祈念しています。
オープニングテーマは、H-el-ical//さんによる「The Sacred Torch」
エンディングテーマは、やなぎなぎさんによる「標火」[22]
どちらの楽曲も大好きでした。
1クール全12話の物語でした。
第2期制作決定の発表で目の前が明るくなった感じがしました。
まだウィルの旅を見続けることが出来るのですから…
もちろん、今期もしっかり堪能させて貰いました。
続編に関する情報を楽しみにしています。