Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お姫様との幸せいっぱいな辺境スローライフ、ここに開幕!
この作品の原作は未読ですが、キャラデザが好みだったので視聴を決めた作品です。
その後、奏音ちゃんや大空直美さんが出演されると知り、視聴が楽しみになった作品でもあります。
「君は真の仲間ではない──」
最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、
仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう!
「──はぁ、あんときは辛かったなぁ」
レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、
当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・
「私もこのお店で働いていいかな?住み込みで!」
突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!?
"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ生活"、
報われなかった英雄による素晴らしき第2の人生がはじまる!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
いやぁ…主人公とヒロインの「いちゃらぶ」を目一杯見せつけて貰いました^^
このくらい潔いと、逆に清々しさを感じましたよ。
そう思えるのも、ヒロインであるリットのキャラデザが抜群だからなんですけどね…
今回、私にとって新たな発見だったのが、リットのCVが奏音ちゃんで、主人公の妹であるルーティーのCVが大空さんだったこと。
まず、大空さんの演じるキャラって、ジャヒー様とか宇崎花の様な明朗快活な女の子がはまり役だと思っていましたが、今回演じたルーティーは、感情表現が加護の力で制限されている、これまでのキャラとはほぼ真逆の立ち位置なんです。
それでも違和感を感じさせないのは、これまで数多くの作品に出演してきた経験値によるモノなんでしょう。
そして奏音ちゃん…
ついこの前まで、「放課後ていぼう日誌」の陽渚や、「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」のラティナという幼女系キャラを演じていたと思ったら…
いつの間にか、こんな色っぽさも持ち合わせるようになったんですね^^
といっても、まだまだ妖艶というレベルではありませんが、これも演技の幅が広がっている証拠なんだと思います。
物語の設定は面白かったと思います。
発現する時期に違いはあれど、誰もが加護を持って生まれてくる…
強い加護ほどその身に与えられる衝動が強くなり、時には衝動に振り回されることすらあるので、己を律しながら日々の生活を送っています。
そして勇者の加護を持ったルーティーは、魔王討伐にのみ向かうことを宿命づけられており、最初は主人公も魔王討伐の勇者パーティーに属していたのですが…
その後の展開はINTRODUCTIONに記載されている通りです。
そういえば、公式サイトに既刊されている小説とコミックの表紙が掲載されていました。
主にリットが掲載されているのですが、小説とコミックでもキャラデザが異なっていました。
もちろん、アニメのキャラデザも異なっています。
私はアニメから入ったのでアニメのキャラデザは好みですが、原作既読組の方々にとって、このキャラデザの違いがどの様に評価されるのかが個人的には気になったところです。
でも「可愛いは正義!」という言葉もあるくらいですからね。
アニメのリットもしっかり可愛らしかったので結果オーライかと…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、ゆいにしおさんによる「息を吸う ここで吸う 生きてく」
エンディングテーマは、JYOCHOさんによる「みんなおなじ」
1クール全13話の物語でした。
時折作画に気になる点はありましたが、ちょいちょい刺さり込んでくる「いちゃらぶ」シーンに妥協は無かったと思います。
だから、これも結果オーライなのかな。
何だかんだ言って毎週の視聴が楽しみでしたし…
しっかり堪能させて貰いました!