7でもない さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
時空の原住民だってがんばっている
Scarlet Nexusを一言で言うとミリタリスクワッド系・SF・サイバーパンク・ディストピア・超脳力・やり直し・ダブル*主人公・頭痛・アクションRPG・アニメだ。このアニメの一般的な評価や詳しい設定については他の批評等を参照してほしい。
今期アニメScarlet NexusやDeep Insanity THE LOST CHILD等を最後まで見終わった後のすがすがしい晴れやかな気分や、また2作品の共通点に気づく事ができたので、マイナーアニメ好きやアニメれびゅーを続けて来てよかったなって思う、たぶん。
結局Scarlet Nexusとは
{netabare}
数千年タイムリープを続けて来た真の主人公、2000年前のニューヒムカ建国の父ヤクモ・スメラギ、同時に主人公ユイト・スメラギの祖々々々父でもある、別名カレン連隊長を主人公のユイトとカサネが1話かけて説得して仲間につけ、一緒に世界の破滅と歴史の縺れをほどこうとするが、
結局彼は最後の最後で二人を裏切って自分のエゴを貫き通し、その結果世界の破滅は退けられ、妹は生きているけど彼自身の存在は忘れ去られる世界に世界の歴史を書き換えるお話。
ね、そこはちょっと面白そうでしょう?
23話でゲームの男主人公女主人公が、真の主人公でタイムルーパーたるカレン相手に二人がかりで畳みかけ、精神攻撃してゆるがせ妹への執着を捨てさせ、クナドゲートや断絶の帯などの世界の危機について語り説得する所は、リゼロで例えるとオットーやクルシュが必死にスバルにループする事を否定しているみたいである意味新鮮な絵面だった。そう、カサネもユイトも事案のお膳立てまではしたけど、解決したのはカレンなんだな。
{/netabare}
一方Deep Insanity THE LOST CHILDは
{netabare}
ヴェーラ小隊長が教団の邪神の復活を阻止する為に過去の自分であり(?)、邪神復活の鍵であるエルシーという人物を殺そうとタイムループを繰り返し700転800倒してる中、主人公でヒーロー希望でアニオタでアニメを上から目線で語りがちな変な新入隊員の時雨ダニエルがふらっとやってきて、タイムループの力を引き継いでヴェーラの代わりにループし、最終的に時雨の自己犠牲によって邪神を退ける話
どっちもタイムループの外側の時空の原住民が世界を救う為にがんばる所は捻ってあって少し面白い
{/netabare}
こんなアニメ
このアニメの視聴者が次々と脱落していく中、最後まで見、26話のAパートBパート丸々1話かけてその後の平和を描いているのを見た時に、もしかしてこのアニメは名作だったんじゃないかと一瞬だけ錯覚してしまった。やはり作品は2クール以上かける事や、最終話はABパートをフルに使ってキャラや世界とのお別れをやるの事はアニメの満足感を上げるのかもしれないな、と書いてこのレビューを終える。
初見2021/6月~12月(2クール)