神谷 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感想!
ダーリンインザフランシス
あにこれでの評価が低すぎる!!!これはもっと評価されてもいい!
感想!
感動できました!
この作品は面白かったです!どういうところが面白かったのか!
・テーマ
科学技術が進歩した精神体で生きるのか、それとも成長を諦めて人間らしさを貫くのか。
うーん私は最後のテーマに感動しました。
これだけ見ると前者の方が良いような気がするんですが、最後の最後まで見るとテーマの重要性がわかります
テーマに関係あるモノ
・恋愛ものとロボットモノを掛け合わせ
テーマを描く上で大切になってくるのが愛です。人間が精神世界で生きるのであれば人間らしさは失われます。
ほら、よく都市伝説で人間がロボットになって、パソコンの中で生きればいいということがありますよね。いわゆるトランスヒューマニズム。
もしあれになったら人間は子供を産まないでもいいじゃないですか。
このアニメは戦闘をするたびにヒロインとの恋愛が進み、仲良くなっていきます。
主人公は誰と組んでも、上手くロボットを操作できないパイロットの一人。一方、彼女は誰と組んでも相手をダメにしてしまういわゆるエイズ持ち女のようなもの。
ロボットは男女で組まないといけないんですけど、主人公は誰とも上手く乗れない人です(要するに誰とも上手くセックスできないと考えてもらっていいです)
主人公とパイロットは違うモノ同士で、女の方は完全にエイズ持ち女のようで、組んだパイロットをみんなダメにしてメチャクチャにしてしまいます。
そんな彼とエイズ持ち女が組むことによって、ロボットを動かすことによって死闘を繰り広げられていくのですが。ロボットは暗喩で、パイロットは男女で組ませカップル、セックスの暗喩のようなものだと思ってください。(あらすじ引用)
ここから先はネタバレになるので端折りますが、主人公とヒロインは戦いを通して愛を育みます。最初は正反対の二人だったんですが仲良くなり、そしてやがてベストパートナーになっています。
(まあ主人公が誰とも組めないというのが童貞を暗喩しててオタク向けなんですがそこら辺は置いといて)
そしてやがて二人は運命の糸で繋がってたということを実感して、最終決戦への向かいます
{netabare}
最終決戦の敵はロボットを比喩した成長した人類のような存在です。
人間らしい男女のペアが戦争に勝利するのか、それとも機械によって発展したロボットたちが勝つのかという二択を突きつけられます。
そして主人公たちは選び取ります。それは成長を選ぶのではなく、それを捨てて人間らしい生活を選ぶことを。
{/netabare}
この作品のテーマは、
グレイのような容姿や違いがない何もかも平等な生物の方が強いのか、
それとも、個性があり、人間らしい生活があり、文化がある生物の方が強いのか、
そのどちらを選ぶのかということをテーマにしています。
ということを内包しておるラストになります。
★
ポイント
違いのない生物では強くなれないということをこの作品では主張しています
この作品の主張は一貫してこうです
違いのない生物では強くなれないということを主張しており、主人公とヒロインのような違いのある人間がくっつくことでより優秀な生物が生まれる。もし生物の違いがなければ、ここまで文明は発展しないという結論を出しています
もちろん、これに対してそれは違うという意見もあるかもしれませんが、このテーマ性こそダリフラの良いところであり、自分はこの作品があにこれで評価されていないのはおかしいと思います。もっと評価されても良いのではないかと感じます。
___ここから作品の良いところ
・恋愛ものが好きな方にお勧め
もちろんこれが大衆受けするかと言われればそうではありませんが、少なくても自分がラブストーリーの中ではとても良い部類に入ります
・主人公とヒロインの違いがいい
主人公とヒロイン(エイズ持ちのようなパイロットを次々とダメにしてしまう)との恋愛描写が丁寧で、やや見ている方をどきどきさせる
・最後の展開が感動できる
感動できる
・サブキャラクターのテーマもいい
他のキャラクターも違い終始恋愛を描いています
・総評
この作品はもっと評価されてもいいはずです!自分はこの作品を評価します!