おちほのおっぱい星人 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
交響曲第なんちゃらかんちゃらが好きになる
スぺオペですが、SF寄りではなく、まさにアニメ版大河。歴史群像劇です。
戦争、宗教、政略とテーマ性も堅苦しいですが、娯楽要素も存分にありつつ見易いです。
登場人物一人一人が非常に魅力的で、それぞれの思想や生き様、台詞が漢前。
特に理論武装された台詞の臭さが堪らないですね。名言も多し!この時代のアニメはこんな感じですよねぇ。
こうバシッと言えて、論破に論破と代弁できる政治家がいると、何故か心躍るのは共通ではないでしょうか。
(きっと現実ではなかなかいないからですねw)
まぁキャラデザも古いですが善悪に関係なく生き様に惚れるキャラは多数出るのではないでしょうか。
にもかかわらず、遠慮なしに死んでいくのもポイントかw
先に原作を読んでいないなら、空想の本格的な歴史戦記なので誰がどうなるのかわからないのも通常の大作伝記と違った魅力的なポイントだと思います。
それに100話以上ある圧倒的な長さもあって世界設定も緻密、序盤に何かがキッカケでハマりさえすれば視聴も苦にならないですよ。三国志やガンダム並みのスケールですが、原作で言えば田中芳樹さん一人で組み立てたわけですから凄まじいセンスですね。
注意点としては宇宙が舞台であることは二の次です。
宇宙戦描写に期待するのも違いますね。
キャラのやり取りがキモでしょうか。
この話数もあってか、観きった後のカタルシスは相応だと思います。