神谷 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
感想!
あの花
脚本は岡田麿里。
感想!
人を泣かせる話って本当にシュチュエーションなんだなあと思いました。
脚本の本では、人が泣く時っていうのは、どうにもならない時、解決ができない状況を作り出すってことです。
どんな状況だというと、例えばもう余命がなく助けようがないという状況。
そんな状況に人は感動できるんです。
シュチュエーションがどれだけ共感できるか。
キャラクターがどれだけ好かれているか
あとは感情をはっきりとさせるにすることなんですけど、
例えばさっきガンスリーガーガールの演出を書いたんですけど、ガンスリーガーガールは感情をむき出しにしてない為、演出としてはダメな部類に入るんじゃないかなと僕は思うんです
例えばですけど
人を殺す → それに対して何も言わないのは
自己主張をして無いですよね? だから人を感動させる話にはならないんですよ!
それに対してあの花っていうのは良くできていて、
死んだはずの少女が幽霊として帰ってくる。そしてそのあと {netabare} めんまが消えてしまう {/netabare}
(どうしようもない状況)
そしてじんたんや他のみんながそれに対して何か思ったりする(これが感情移入にする状況)
この状況がとてもうまくできてるんですよ!
この作品は岡田麿里さんが知られるきっかけとなった作品で、設定だけで泣ける作品は作れる良い典型例だと思います。
例えば泣けない作品があるとするならばそれは話数の問題ではなくて、どうにもならない状況を作り出す事ができてないんじゃないかなって言えると思うんです!
ということであの花がなぜ泣けるのかという解説レビューでした!