うぐいす さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
紆余曲折や挫折はあまりないシンデレラストーリー
部活を何にしようか迷っていた主人公がクライミング部で体験をするところから始まるお話。
主人公は元ゲーマーでなにがしかの大会で優勝するほどの実力があるという設定だがパズルゲームが得意らしく、手でつかむ色のついた石がへばりついている壁一面をぷよぷよっぽいキャラのパズル画面に脳内変換して予め登る経路をはじき出してから一発完登するのが得意。
パズルゲームに見立てるのは面白い。
苦しい筋トレやどのぐらい握力が必要かなど、根性的な部分が省かれている分スポーツクライミングが楽しそうだと思えるのも良い作り方だと感じる。
だが、あまりにもうまくいきすぎて不自然さは免れない。
引きこもりゲーマーの女の子なら筋力や握力はからっきしだろうに、あっという間に仲間やライバルになりそうなキャラを追い抜いていくし、壁にぶち当たってもアッサリ突破するので、視聴者側が感情移入して疑似体験できる達成感はない。
最後は急ピッチで終わっていったし、ラストはもうちょっと何か欲しかった。