おちほのおっぱい星人 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「け」攻めの田名部
中盤までは90年代や放送当時流行ったような職場ものドラマのようなノリで宇宙の末端職業デブリ屋を描く一話完結型。
個人的にはこのあたりが好みです。
王道展開ではありますが、通常宇宙を舞台にする作品はこういう地味めで温かく落ち着いた感じというのは少ないですしツボでした。
当たり前ですが宇宙という舞台もしっかり活かしてるので、邦ドラマの内容を単に宇宙ステーションでやってるだけ、という風には成り下がってないのも良い点ですね。
後半からは、宇宙開発とその資源から生じる先進国と後進国の差がテーマになりテロリズム…、と将来的に現実味のある重々しい雰囲気に。
このあたりも悪くはないんですが、部分部分浅~くあっさりに描いて、部分部分リアル(エグさの残る)というのが非常に違和感ありましたね。
説教臭い原作を部分部分商業的に改変したことから生じたズレだと思います。
そういうのもあって何かを得られる、考えさせられるアニメではないのが残念ポイント。
最終的なすっきり感重視なアニメですね。
アニメを観たのは昔ですが、最近原作を読みました。(宇宙兄弟で思い出してw)
文を書く前に点数のみつけていたのですが、原作読んで若干下げました;;
特に悪い意味はないですが、原作を商業的に改変してあったので一応の加味として。
でも、おそらくこれが「成功」なんでしょう。
私は結果的に原作の方が好きになりましたが、個人的には原作をいい具合に弄ってほしい派なのでアリな範囲だと思います。