Bハウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
続・パイオニアLDCの匂いしかしない
前作「彼方のアストラ」で絶賛された安藤正臣監督の新作
冒頭は歌舞伎町でのロボバトルになるのだが
ネオンサインの雰囲気がどう見ても香港(・.・;)
扱っている題材も戦前の軍国主義が出て来ており
中国市場にハナから売る気がないw
物語は2019年の日本
並行世界にある真国・日本が攻めてきて
あっという間に制圧
戦時中に制定した英語禁止令のように
意に沿わない文化を厳しく規制
その中にはサブカルも含まれていた
親の借金を返すためにホストをやっているホソミチ
普段はメガネをかけているが客の前では裸眼で愛想よくしている
すると唐突に真国の治安部隊がやってきて
歌舞伎町を封鎖してしまう
そこに現れたのは秋葉原を拠点とした
レジスタンス・アラハバキのガランドール(ロボ)
勢いよく治安部隊に突っ込むもすぐにパワーダウンしてしまう
逃げようとしていたホソミチと借金の取り立てしているムナカタ
ガランのコクピットが空いており座ると
突然女の子のアバターが現れて訴える
「ボクと一緒にシャークワンで戦ってくれませんか?」
拒否して逃げようとすると動力がエンプティ―になり
動かなくなってしまう
ロボの動力源がアバターの女の子
電池少女のときめきになっており
ロボットアニメ「ザバーン」が好きな彼女は
熱血的な高ぶりがないとときめかない
するとホソミチの携帯から流れた着メロに女の子は反応した
流れたのはザバーンのOP
聞きなれた曲により瞬く間にときめきが回復
包囲されていた状況から脱出
さらに部隊の指揮をしていたハヤテが搭乗する
白狼も倒し無事歌舞伎町から脱出した
秋葉原へ向かう途中
ガランドールの背中に設置されていたエンプティ―ボックスから
アバターと同じ格好をした女の子が現れた
彼女の名前は赤城りん
ザバーンをモチーフにしたシャークワンの電池少女である
その後地下アイドルで活動していた蒼葉夕紀
天才ハッカーだがお父さんとの別離がトラウマで
対人拒否していた黒木ミサが搭乗し
それぞれウサギ型、ネコ型の電池少女として戦う
終盤は真国の政策に違和感を感じていた指揮官のアカツキが
平和的な解決案がないかと秋葉原に潜入
偶然出会ったホソミチとの会話によって
強行手段に出る決断をする
それは有明にある国際展示場を上空から落として
街を破壊すると言うもの
一時はムナカタと共にガランドールを持ち逃げしたが
りんの懸命の訴えを聞いて翻意
秋葉原に戻り真国との戦いに赴く
タイトル通りやっている事は
パイオニアLDCが絡んだ作品っぽい強引さ
ホソミチが裸眼になる理由だったり
電池少女たちとの掘り下げは丁寧に見せていたけど
冒頭からプチキャラ持っていたアカツキの苦悩が
描き切れていなかったのは残念
アラハバキのリーダー田中ナスターシャさんも
最終回で意味深なセリフ言うので二期の匂わせぶりもある
OPがトムハック作曲でユーロビート
スタッフ側のオファーなら完全に狙っている
しかも豊崎さん出演作と言うのも考え深い(意味深)
見せ場のアクションシーンだけど
テンポ感はいいけど迫力薄いかな
どうしてもサブカルを扱うと濃い部分強調するけど
個人的には夕紀がアイドル辞めようとして
コンビニでバイトした時の挨拶がツボ
長文書いた揚句そこかよなんだがw