うぐいす さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
後半すごーーくイヤーーな話が出てくる
そこはバーで、2台のエレベーターからそれぞれ降りてくる2人は直近の記憶がなく、「裁定者」から指示されたゲームをしながら思い出していくお話。
エレベーターからくるゲスト2人の回想シーンを中心に話が展開するので、ゲストキャラによって面白かったり恐ろしかったりする。
勿体ないのは主要キャラの魅力がない事。
なぜ主役級の黒髪の女性の過去をあの程度にしたのか、他主要キャラはあえて掘り下げないようにしているのだろうがあまりにも弱すぎるし説明のない終わり方。
主役の男性キャラも最後は覚醒するのだが、それに対して感情移入もできず良かったねとも思わず、だからどうなるのって感じ。
ゲストキャラの方はどんな人物なのか徐々に分かってくるので毎回ワクワクする。
後半の嫌な話は「理解したからそんなに長い尺を使わないでいいよ」って感じだった。
まあ自らを含め本当に身近な「死」に直面すると精神を病むのは間違いないのだろう。少なくとも考え方がガラッと変わったりするのだろう。
個人的にも数年前妹の子供が死んで生まれてきたり、弟が40歳にしてステージ4のがんで5年生存率が10%代で肝臓を半分切って抗がん剤に苦しみながら仕事をがんばっている今でも、その事実を忘れたり自分の事を優先したりする事があり自分自身がとても薄情な人間だと思い知らされる。
今のところ自分にとっての身近は自分だけの精神的には子供なのだろうと自己分析したりしている。
有田マユちゃん可愛いし公平ではないがそれでも優しいし救いがあってもいい。