徳寿丸 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
何かキャラが小動物みたいでかわいい
原作未読(2021.12)
劇場版視聴済。
「四月は君の嘘」の新川先生の作品。
女子サッカーの部活モノよりはスポ根よりではあるんでしょうが、キャラがコミカルな感じなので泥臭さとかあまりしません。
物語の背景には女子サッカーが置かれている厳しい状況(人気・競技人口・環境等)を何とかしたいという思いが込められているようです。そこが他のスポ根作品と比べ流れはテンプレ(無名校の躍進の流れ)でありながら独自性を持ってる所でしょうか。
主要キャラやライバルキャラはかなり個性豊かで飽きません。
ただ、作品全体で残念なのはTV版の試合中の演出がサッカーのスピード感や華麗なテクニックみたいな所がうまく表現できていなかった所でしょうか(劇場版はよかったと思う)。あと、幼馴染のマネージャーの語り?がいけません。これから試合というのに結果を匂わすネタばらしみたいな事をしてしまい興を削がれてしまいます(途中からイラッとくる)。合わせて試合中に突然キャラの過去語り等入れてくるので試合の流れをブツ切りにする演出も非常にマイナスだと感じました。もう少しうまくできなかったんでしょうか。その辺が残念でしたね。
私のツボ:その眉毛は反則
追記:アニメ視聴後、原作読みました(全14巻完結)。
{netabare}実は巷では打ち切りじゃないかとの見方もあり、終わり方が残念という意見が多いようです。
理由は乱暴に言うと「スラダン」的な強豪と試合途中?で終わるからです。ここからスポ根的な勝ち上がりが見たかったという事なんでしょう。
ただ、個人的にはこの終わり方は打ち切り云々は置いといてアリだと思います。井上先生も仰ってたか忘れましたが「あとはインフレ相手出すだけ」の作業になりかねないからです。
というのも、この主人公達「ワラビーズ」はアニメ後、別の大会に出場し、全国連覇中の久乃木?学園を破ったチームに辛勝し、更にその年のインハイ優勝チームと決勝戦?で敗れるという健闘を見せるのです(まぁ、インハイの疲れとか戦術確認とか足枷付きではありますが)、もう全国TOPと互角に渡り合うと証明して尚、インフレ試合を見せる必要があるでしょうか?蛇足じゃないかと個人的には思いますけどね。
あと、雰囲気はアニメ同様、ピッチの中でも外でもギャーギャー皆言っててうざかわいいです。{/netabare}