福松 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
探偵を大きく越えた存在
第二十五話まで視聴しました(追記、第二十五話OVAの内容も含みますのでご注意ください)。一クール目の感想は別途、書くと思います。
ストレイドッグって野良犬ってことなら、野良犬たちの物語になりますね。
ギャオで少しずつ観ていて、すっかり感想を投稿した気になっていたのですが、実は投稿していませんでした。
最初、異能バトル物だとは知らなくて、何話か観て、ようやく「あー、こうゆうものなんだー」と思った次第です。古今東西の文豪の名を持つキャラが登場するだけで、なんだかワクワクします。ちなみに探偵ものも好きです。普段のイメージと違って(工藤ちゃんとかw)、随分にぎやかな探偵で、探偵事務所ではなく探偵社を名乗っているのは初めて見たのかもしれません。
本第二クールでは、海外から「ギルド」という異能集団(ポートマフィアの凄い版?)が我らの街横浜に攻めてくる、というお話です。きっかけはなんだったか忘れちゃいました。虎狙いでしたっけ? 検索するとネタバレしちゃうので、作品を純粋に楽しみたいと思います。
登場してくれて楽しかったのは、ミーハー(この言葉、通じるのか?)ですが、やっぱりラヴクラフト御大でしたー。異能の造形もしっかりしてましたw
二十二話前半では、ギルドとの戦いを背景にしつつ、原作者が好きな事(乱歩対ポー)をやっているようで楽しかったです。もうパロディを大幅に超えた洋館の設定にニヤリとしちゃいました。後半の「白鯨落とし」って「白線流し」かよ!って突っ込んでしまいました。こうゆう細かいギャグが人気になる要因の一つなんでしょうね。ギルドも時と共に変質しちゃったのですね、なんだか寂しい話です。ちなみに良い登場シーンだったのに名前、忘れてたよ芥川くん、ごめんw
二十三話、小気味良い出だしです。
ゼルダと電話で話す男(えーっと、誰だっけw)、これは会話じゃまくて独り言に聞こえました。しばらくたって、完全にわかりやすく説明しちゃいましたね。この説明は省いてほしかったかなー。ギルドのボスはフランシス・Fとエンディングにあったから、フィッツジェラルドなのかな。ググってみたら、正解でした。有名な事は知っているけど、私は読んだことのない大作家さんですね。
第二十四話、最終兵器、泉鏡花登場か? なかなか熱いバトルです。バトル物の経験は少ないのですが、良いものですねー。バトル物の良作に巡り会えてよかったです。さて、お約束の大番狂わせからの最終兵器登場です。鏡花は探偵社員の入社試験に合格した上での死を選んだのか。不幸な人ばかりが登場するのは、ちょっと悲しいです。野良犬たちに幸せは訪れないのかな。と思ったら、不幸な過去はあるにせよ、一歩前進しましたね。この作品は未来へ向けて歩き出そうという応援歌であると感じました。終戦時のセリフはエヴァへのオマージュでしたね。ラヴクラフトは彼の作品の設定通り、永劫の眠りにつきましたw 起きるのは数百万年後とかかなw 社長の存在感が半端なかったですが、何ともほのぼのとした最終回後半でした。
第三クールもあるという話ですので、楽しみです。フョードル・D? んー、ドストエフスキーかな。ググりまして、正解だったようです。
と思ったら最終回じゃないんかいー!
第二十五話、国木田さんって働き者だなー、少しは見習いたいです。市警と軍警って両方あるんだ。理想手帳って久しぶりに脚光を浴びましたが、なかなかの名アイテムだと思います。いい国木田回でした。で、マダオ登場。国木田社長かー、それも楽しそうですね。しかし、福沢社長が居なくなるなんて想像できませんが。
ググりました。第二十四話が最終回、第二十五話はOVAでした。なるほど。
2022-0107お知らせ
アベマで第一クール一挙が1月14日(金)13:35まで視聴可能です。