ミュラー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
とても綺麗にまとめてくれた少し前のお話
第二次大戦後、アメリカとソ連が冷戦時代に、競って宇宙開発を行っていた。
最終的にアポロ計画でアメリカが月面着陸に成功するんだけど、
そんな時代背景でのお話。もちろん国の名前は変わっている。
それに吸血鬼族という人間と違う種族がいる世界観。
とにかく主人公のレフとイリナ、絶対くっつくだろっていうフラグ満載。
やはり打ち上げのシーンは感慨深いものがある。
人類って宇宙にあこがれるよね。ロマンあるよね。
難しい時代背景だけど、宇宙を夢見たレフとイリナ。
とっても清々しい清涼感漂う作品でした。
炭酸レモンだけに。
吸血鬼族とかいう人外の種族、他にもそんな種族がいるらしいことが、
最終回の描写で分かるが、現実に置き換えたら少数民族への差別の
アンチテーゼを描いているようだ。
人間はついに月に行けるまで宇宙開発を進めてきたが、果たしてすべての民族が
手を取り合って一つになれる世界を作れたのか?
レフとイリナが手を取り合って、思い描いているだろう将来の世界と比較し、
彼らに胸をはって素晴らしい未来を実現できたと言えるだろうか。
そんなことをこの物語は訴えているように思えてならない。