とろろ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
爽快感に欠ける
原作未読、アニメのみ全話視聴
休憩ポイントが少なくて、常にエンカウントを気にして歩いている気分の作品だった
指導役が敵に回ることもあって回復ポイントとして機能していないのも安心して見られなかった点かな
誰も本当の意味ではパーティーに加入していないようなそんな気分でずっと最終話までいってしまった
1期まるまる使ってようやくチュートリアルが終わってこれからだって感じ
映画行ったり花火行ったりデートっぽいこともしてるんだけど、なんか一歩引いて見てしまうところがある
話の展開的に2期の方が面白くなるんじゃないかと思うし2期が出たら見る感じでいいんじゃないかと思う
どうにも実感が伴っていないように見えてしまうのがこの作品の問題点だと思う
ビクビクして相手の顔色を窺って、課題をこなせるタイミングに課題をこなすためだけに会話に参加して、それに対しての成功報酬もなくて、なんとか言えたなってそれだけのパターンも多い
主人公も指導役もストイックすぎて、
本気で心の底から喜んだりせずに分析モードに常に入っている
ここは良かったな、嬉しかったって思うんじゃなくて、
どうにか乗り切れた、課題をクリアした、なんとかなった、次の課題はここだから次は頑張れ
とかそんな感じばかりで、
一つも心に響いていない感じがする
傍観者的な視点をとっているキャラに釣られて自分も傍観者のような視点になってしまうことも多く感情移入ができない
ただ、全体的に地味ではあったけど、
友崎くんがブチギレたシーンはとても熱量があってこの作品で唯一惹き込まれたシーンだった
スラスラと言いたいことを言いたいだけ喋るというのは気持ちいい
このシーンだけは本音をぶち撒けてて良かった
友崎くんのポテンシャルを感じた
でも、それに対しての成功報酬にはあまり納得いかなかった
水沢が真剣に物事に取り組む姿勢を評価して仲間になってくれたけど、ぶっちゃけ僕はそんなに嬉しいとは思わなかったし、友崎くんだって別にそんなに嬉しいとも感じてなかったと思うし、あれだけ負け続けても挑む修二の努力を認めてブチギレたのにそれから特に修二と友崎くんの仲に進展がないのはがっかりした
誕生日プレゼントを謎に渡したり告白の手助けをしたり一方的に主人公がしているだけで何も修二に返してもらっていない
あれだけのイベントがあったのに何もないとかフラグ壊れてんのか?と思った
2期はきっと恩返ししてくれる展開もあるんだろうなって期待してる
というか、恩はちゃんと返せ
誤ちはしっかり謝れ修二
キャラクターで好きなのは、みみみと菊池さんかな
みみみは裏表なくて好感が持てる良キャラだと思うし、
菊池さんはとても安心できる回復スポットのような存在
みみみと菊池さんの存在は大きくて、無条件に好かれることって気持ちいいんだなっていうのを実感できる
なんだかんだ人間は自分を好きになってくれる相手に安心感を覚えるし、そういうキャラクターを好きになるようにできている
ハーレム作品は胸焼けがすると思うこともあるけどハーレム作品が好かれるのもうなづける
一般的な作品は過剰気味に好意を伝えてくることが多いけどこの作品は逆にめちゃくちゃ抑え気味だからこそ菊池さんを大事にしてあげてほしいって強く思う
主軸にしているテーマ上菊池さんが蔑ろにされてしまう展開もあり得ると思うからそうならないか不安
1期だけだとこの作品の評価はしがたい
スロースターターすぎる