カミタマン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「ニャリウッド銀行は夢を追う人を応援します」
2021/12/19 投稿
ジーン(監督)
ナタリー(俳優)
ポンポ(プロデューサー)
の三名を軸とした物語
「映像研には手を出すな」にかなり近い雰囲気
夢を追う人の姿を描いています。
実は自分が最も熱く夢を追っていると感じたのは,メインの3人では無く,
ニャリウッド銀行に勤めるアランでした!
縁の下で支えるスタッフをさらに支える側の銀行マン
{netabare}彼の取った手法や銀行としてのあり方はさておき,熱さはビシビシ伝わってきました,相当な熱量です。また,頭取の対応のなんとすてきなこと!そして,それを導き出した,アランの上司の根回し,すてきですね!
そんなわけで,自分としてはニャリウッド銀行内でのプレゼンのシーンが本作の最大の山場でした。
そしてこの会議を受けて,終盤の「ニャリウッド銀行は夢を追う人を応援します」の広告にグッときたりしました。{/netabare}
もちろん,主役と監督が決まった瞬間やプールサイドのシーン,ニャカデミー賞の授賞式なども良かったですw
この作品主題や歌挿入歌も良かったです
中でも「例えば」は最高でした。特に,タイトルになっている歌詞の「例えば」の部分は目がウルウルしちゃいます^^;
作中では,あまりインパクトを感じなかったED「窓を開けて」でしたが,MVが秀逸でした。
ポンポさん本編を見て,MVがまだなら見ることをおすすめします。
https://www.youtube.com/watch?v=KD14CW-j2sA
マイナス点としては劇中の力の入りどころが,上映時間を短く納めるための編集作業と言う点と劇中劇とシンクロさせて作品自体も約90分にした点です。できたら,もうちょっとだけでもキャラの努力や挫折を描いて欲しかった気がします。