take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
蜘蛛でないとアカンかったんかw
いや、まぁタイトルどおりで蜘蛛でないとアカンかったんでしょうねぇ。
この設定、どこから発想?
まず、そのセンスに敬意を表します。
ただ・・・蜘蛛。
私のセンス的には白地にピンク・・・あらかわいいw。
とはなりませんでした。
まぁ、顔と柄は良しとしましょう、しかし、あのお腹がねぇ・・・。
いや、別に目が八つあってもいいんですけど、お腹がねぇ・・・。
くどいですかwスミマセン。
特別虫が苦手と言う訳でもないんですが、なかなかにw。
クモらしい動作をして、お腹がプルン。
Gにも匹敵するようなシャカシャカ動作・・・。
「ああ、クモだわなぁ・・・」と毎回思う訳です。
さてさて、とは言えクモを受け入れ視聴を継続。
皆様が評しておられるように主役のクモ:悠木 碧さんのハイカロリーっぷりが素晴らしい。
いや、どうですかね。
色々と大変だったでしょうが、これだげ評価され、実際自分の表現っぷりの多彩さを発揮し、全話とおしてしゃべりっぱなし、仮に作品自体が、いわゆる「名作」と言う評価をされなかったとしても、声優冥利に尽きる、本人、視聴者ともに記憶に残る作品になるのではないかと。
物語自体は、ちょっととんちを聞かせてはあるようですが、
これもやっぱり皆さんが評しておられるように、別物が二軸で進んでいる感が強く出ています。
正直もう少し上手に融合する方法もあるのではないか、と言う思いもしました。
また、どうにも、大筋がぼんやりしてしまって没入感は少なかったですね。
クモを見ている方が中心に・・・w。
ああ、勿論クモにも不満が無いわけでは無かったですよ。
転生前との性格のギャップが凄すぎるんではないでしょうかねぇ。
それと、やっぱりちょと・・・こちらの精神状態にもよりますが「うるさw」と感じたこともありました。
ご都合主義は・・・まぁ、なろう系のお家芸でもありますから、そこ言っても仕方ないですかねぇ。
ただ、あんまりにも多く、適当なスキルが続々、目でも追えないレベルで出てくるのには閉口しました。
あ、これはクモのせいと言う訳ではないかw。
あとは・・・最終盤あたりのやっつけ具合とどんでん返し的和解。
少々、雑さが悪目立ちしましたね。
この作品「蜘蛛キャラさんの頑張り」と「集団転生の漂流教室的と言おうか、戦国自衛隊的と言おうか」的パートのどちらに着目するかによってだいぶ印象が変わるでしょう。
あえて、言えば集団(クラスごと)で転生しているという設定なので、なんというか人間関係もそのまま引きずっているので、爽快感というか、別世界だから・・・って言う勢いというか、あるいは、後刻「お前も転生者なのか!?」的な新鮮さには欠けたかなぁ。
それとエルフが悪者っぽいっていうのは、少々、新鮮な感じもしますが、メカニカルな方面ていうのは馴染めないですなぁ。
あとはOPのロック調、ちょっとうるさくて苦手でしたねぇ。バックの映像はまぁまぁだったんですが。
あの終わり方ですと当然、後継の作品も視野に入れての事なのでしょうが、もう少し物語としてしっくりまとまってくると「おお、やるな!」ってことになるんでしょうけど、どうなんでしょう(原作マンガがあるそうですが未読です)。
今後があるのなら期待をしたいところです。
まーこの作品、虫(蜘蛛)嫌いにはおススメできないですわなぁ。
悠木 碧さんファンには楽しいかもなぁ。
って感じの作品でした。
最近アベマなTVとかでも一気やっていたので、観る機会が増えて来るかもしれませんね。機会がありましたらご覧くださいませ。