螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
清々しいまでのハーレム展開。なかなか良い感じです
仲間に裏切られ、奈落の底に落ちた主人公、南雲ハジメが火事場の馬鹿力で力を得、個性豊かなヒロインたちと成り上がる話。まあ割と序盤で勇者たちを戦力外認定する強さになりますが。
話としてはヒロインたちとダンジョンを巡り、証を集めて世界の謎に迫るという、ダーク要素を孕んだファンタジーハーレムものです。
簡単な登場人物紹介
{netabare}南雲ハジメ
クラスメイトたちと異世界に飛ばされ、そこでの戦いを強要される。最序盤での戦闘能力は低く、錬成師のスキルを活かしたサポーターとしての活躍が主。そんな中である人物に裏切られ、奈落の底へ落ちて瀕死の重傷を負う。そこからある意味人間的に吹っ切れ、元の世界へ帰るのを目標に襲い掛かる魔物たちの力を取り込んだり、強敵との死闘を経て錬成師としての技量だけでなく戦闘能力も圧倒的なものを手に入れる。錬成した銃器や魔物から取り込んだスキルを扱って戦う。
ユエ
オルクス大迷宮深部に封印されていた300歳の吸血鬼。見た目は少女だが、中身は年相応に冷静沈着で、言動には含蓄がある。かつて人間のパートナーと共に行動していたが、彼に裏切られて封印された。そこをハジメに救われて以来、彼のパートナーを名乗り、力になろうとする。多属性の高位魔法が得意で、戦闘能力はかなりのもの。吸血鬼らしく高い再生能力もあり、ハジメの血を好んでいる。
シア・ハウリア
アクア枠。兎の亜人の少女。魔物に襲われていたところをハジメたちに救わる。どうしようもなく弱く、ビクビクと生きていたが仲間たちと一緒に彼らから特訓を受け、かなりの力量を手に入れる。以降は亡き母の遺言からハジメを大切な人だと思うようになり、旅に同行する。戦闘ではハジメが作った槌を軽々と操る。
ティオ・クラルス
ダクネス枠。女性の黒竜。ハジメたちが召喚されたことによる異変を感知し、人里に降りてきたが道中で何者かに操られ、人々を襲うようになる。消息不明になったギルドの冒険者たちの安否を調査しに来たハジメたちと遭遇し、戦闘になるが接戦の末撃破され、洗脳も解ける。その際ドMに目覚め、以降はハジメから弄られることに快感を覚えるようになり、人を襲った贖罪もかねてハジメの旅に同行する。人間の姿では黙っていれば美人。竜の姿での戦闘能力は圧倒的で、魔法も得意。人間の姿でもかなり強い。{/netabare}
話は標準的ですが難易度の高いダンジョン攻略や強敵との戦いが数多くあって冒険感は高く、ファンタジーとしてなかなかアリです。作画なども平均的で、特に悪いところはありませんでした。
和気藹々な冒険活劇を見たい人にはおすすめです。