nyaro さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2010年代のドクタースランプでしょう。なお、EDが本編です。
駄菓子という斬新なモチーフではありますが、構造は日常系ですね。親父趣味JK、きらら系といった感じではなく、ドクタースランプのペンギン村を思い出したりもします。喫茶店が舞台になることが多いですし、舞台はド田舎ですし、個性的すぎるキャラも多いですし、遊んでいるだけですし。
話の内容は、駄菓子を中心に主要キャラが遊んでいるような感じです。駄菓子のウンチクが面白いです。どうでもいいことを大げさにやっている脱力感がたまりません。
ヒロインたちが可愛いこともあり、十分面白いと思います。一つの選択が物語の中心にありますが、今のところあまりその部分が描かれているわけではありません。
本作の特徴はヒロインほたるですね。巨乳なのはもちろんですが、原作を見る限り相当の衣服フェチのような気がします。アニメでは目立ちませんが、ブラウスのデザインといいサスペンダーといい、胸そのものよりその周囲の衣服の描写に異常にこだわっています。ブラウスのボタンの隙間の空間の描写とかそれはそれはすごいので是非原作で確認してみてください。アニメだと脚はそれほど描写がありませんが、脚も結構すごいです。画力も高いです。
そしてほたるは目ですね。あのぐるぐる目です。あれは狂気…なのでしょうか。あの目でほたるの内面が見えてきません。恋愛のほうはサヤ師に任せて…という感じなんでしょう。まあ、原作読んでるので知ってますが、アニメ1クール目の範囲だと、ほたるはあくまでドクタースランプのアラレちゃんと一緒で、特殊キャラで物語の中心にいますが、ヒューマンドラマには関わらないという感じです。
(なお、いつも思うんですが、サヤ師の兄はとある魔術のの土御門と区別がつかないです)
で、本作はなんといってもEDですね。本編といってもいいでしょう。実は昔ニコニコでこのEDを先に知りました。驚異的だったですね。素晴らしい出来でした。曲といい動きといいセンスといい最高です。不思議の国のアリスをモチーフにしていて、見ているだけで楽しくなります。
ということで1作目は2010年代のドクタースランプという印象でした。1話以外はどこから見ても話が通じる感じです。
なお「駄菓子、菓子(あるいは接尾語のかし)」と「だが、しかし」のダブルミーニング…といいたいところですがインパクト以外の意味はなさそうです。