Bハウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分とは何かを問い続ける
放映前から話題作と言う事と
舛成さんが関わっているとあにこれで知り視聴
原作ファンの方と同様
12話に圧縮した影響でキャラの魅力は薄れたが
作品本来の本筋は凄く爽快感ある内容
仲間と夜な夜な遊びそこそこ勉強もできる
主人公矢虎が一枚の絵を見て衝動を受け
自らも絵を描くことに踏み入れる
何の気なしに書いた青一色の渋谷の風景画を
褒められたことで美術部に入り
自分の目標を芸大合格に設定し
苦闘しながら現役合格を目指す
絵描き志望なのでクセの強いキャラが多数出てくるけれど
矢虎と同じく自分の立ち位置を通じて
悩みだったり嫉妬だったり焦燥感がある
矢虎は周りとの差を痛感する所から始まり
予備校で技法を知る事によって
真似事から段々と自分の書きたい作品を描き出す
天才肌の世田介くんは
矢虎を反射的に嫌悪する存在であるけれど
相手が尊敬の意を示す事で段々と存在を認めていく
高校のクラスメイトで女装しているユカちゃん
祖母の期待を受け続けた事で自ら苦しみ
受験当日に画用紙に×を書いて退出し
自らの否定と明日を模索する道を選ぶ
それぞれが道の途中で
出した結論が全てではないけれども
精一杯もがき苦しんでいる姿は美しい
見守る大人も過度な干渉はせずに
ポイントポイントで声をかけていくので
全体的にいい雰囲気で観られた
芸大進学した後もまだまだ矢虎は苦悩するけれど
二期制作するかなぁ~
アルテ同様このまま落ち着きそうだけど