ネムりん さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
最終話まで観終わり、2クール目の作画の弱さが目立ちました
作画 4.0→3.0
キャラ4.0→3.5(最終)
ハッピーエンドだけどバッドエンドでもあるという結末を知ってしまっていたので最終話であまり衝撃を受けなかったのですが、世界の終わりを告げる描写に緊迫感が足りず、映像で伝える力が少し弱かったように見えました。
ストーリーは神候補メインに内容が描かれていて、天界の話も間に挟めば幅を持たせることができたはずだが、視点が固定されてしまっていたので物語が単調に見えてしまい、『DEATH NOTE』に比べるとやはり面白味には欠けました。
主人公の架橋明日の成長をテーマに物語が描かれていると思うが、自分で意思を選択するという点におおよそ留まってしまったためあまり印象に残らず、神候補同士の対決以外の行動で成長を示すイベントを話に盛り込めば、その姿が強く印象に残ったのかなと感じました。
また「生と死」をテーマに取り上げた作品でもあるので、メトロポリマンが銃弾で死ぬ瞬間を捉えたシーンやナッセが2級天使に降格し体の自由の一部が奪われる描写等をもっと多く使えば、よりテーマに沿った作品に仕上がったと思います。
作画は1クール目に比べ 2クール目、キャラクターの目の大きさや顔のラインが変わったり、絵コンテの状態に近い明らかに手抜きをしているものがあり、かなり品質が落ちていたので評価を下げるしかなく、CGが高い技術を持っていただけにもったいなかったです。
どうしても『DEATH NOTE』と比べがちだが、作品としては架橋明日や六階堂さんなどのエピソードを交え、生きることへの価値を見出すためのヒューマンドラマ部分はそれなりに描けていたと思うのである程度は評価しました。
以下過去の投稿
DEATH NOTE???ではないよね.....。
描こうとしていることは全くの逆視点。 主人公の架橋明日が幼い時に、事故を装って叔母夫婦に両親を殺害され、そのまま引き取ってもらったが、その家族全員からの児童虐待に遭い生きる糧を失い、自殺寸前にまで追い込まれ、神候補である境遇の同じ仲間と自らの成長を描いていくのがプラチナエンド。
凄惨な過去からトラウマで人を傷つけたくない思いが強く心に根付いてしまい、人を傷つけるくらいなら自分が犠牲になろうと考えるようになり、生活環境にも恵まれ、自らの意思で積極的に人間を死に追いやり、新世界を作り出そうとしていた夜神月とは 対極とも言える人物。
憑いているのも死神と天使で全くの正反対の立ち位置。
こういう設定だからキャラクターに魅力を感じないのは当たり前。
心に大きな傷害を負った人間に対しイライラうじうじしているとか発達障害じゃあるまいし、普通の感情を持ち合わせている人間なら間違っても言葉を口にすることはできないです。
ストーリーはまさに夜神月に近しい人物であるメトロポリマンに扮する生流奏の独善的な行動を制止すために、特級天使であるナッセから恩恵を受けた架橋明日が赤の矢と白の矢の性質を利用して、人を傷つけない彼なりの方法で事態を解決する話の流れが物語の終盤において描かれていて、物語の序盤に心の葛藤から何もすることができなかった彼の姿からすれば成長が垣間見える。
この話の流れからDEATH NOTE がバッドエンドで終わった作品ならば、プラチナエンドはハッピーエンドで終わる作品なのは想像に難くない。感動できるストーリー展開が待っているのかもしれない。
12話でメトロポリマンを倒して話が完結するような作品ならば言葉足らずの内容で評価はできないが、 続きがあるなら素直に観てみたいと思えるものは持っていたので、後半クールに期待したいと思いました。
◇追記
後半クール作画が悪くなってきたと思いきや19話で作画崩壊かな。
天使は比較的よく描かれているけど、人間パートを担当する人があまり上手くない。
作画4.0→3.5に下方修正。
ナッセちゃんが可愛いのでキャラ4.0は変わらず。