ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
凡庸で平均的でつまらない女
「もういらんて」と言われ続けてはや二作目
前作のCREPUSCOLEから幾月か経て、本作BENEDIZIONEがスタート。
前作の主役はオレンジプリンセスとセイレーンでしたが、今作はクリムゾンローズとローゼンクイーンです。アイカちゃんファンである私からすれば本作はかなり私得です。
とはいえ、ORIGINATIONのような感動はもうこないだろうと踏んでいました
ところがどっこい!泣いちゃうんだなあコレが!!!
軽く触れますが、過去を振り返るシーンが結構多いです。
その中にはORIGINATION時代も含まれています。とはいえ、ORIGINATIONと全く同じ内容というわけでもなく、「実は裏では」系なので「ORGINATIONと内容同じなら見ないわ!!!」という方も安心して見てください。
前作と内容を比較すると(私がアイカちゃんファンというのもありますが)本作のほうが何倍も面白いです。泣けます。
というか泣きました。
映画自体、時間が限られているためテンポが良くなる傾向があり、ARIAもテンポの良い作品ですので、必然的にテンポの良い映画となっています。故に、ARIAのことをよく覚えていない方でも純粋な物語として楽しめると思います。
{netabare}EDが流れて、昔のシーンが出てきたときもすごかったですね。本当に涙腺に語りかけてきたかのような瞬間でした。まぁ何個かは書き直しがありましたが、それでも昔のアカリちゃんの顔が見れて感激極まりなし(限界オタク)
あの曲、ARIAシリーズ屈指の名曲だと想ってます{/netabare}
総監督・脚本は佐藤順一さん
監督は名取孝浩さん
キャラデザは伊東葉子さん。
劇伴はChoro Club feat. Senooさん。
アニメ制作はJ.C.STAFFさん
主題歌は松浦有希さん作詞、窪田ミナさん作編曲、牧野由依さん歌唱の「エスペーロ」
流石と言わざるを得ないクオリティ。ぜひとも昔の作画でやってほしかった…まぁ厄介オタクの嘆きほど虚しいものはありませんから。
凡庸で平均的でつまらなくて、でも誰よりも努力し、誰よりも望み、誰よりも強い、そんなウンディーネは誰だろうか。
ということで締めます