take_0(ゼロ) さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
思考遊び、考察遊びの果てはあるのか・・・
「業」で書いたコメントの続きになってしまう事が、いいのか、悪いのか。
哀しいのか、ハッピーなのか・・・。
少々、何を言ってるのか、なんて言っていいのかわからなくなりました。
私は俗に言う「考察派」では無いです。
ポイントポイントで、あれは?どういうことだ?どういう意味だ?と考える程度で、点と点を線で繋げ、線と線をつかって面を構成し、面と面を組み合わせてラーメン作る・・・、いや失礼、形をつくるなんて芸当を楽しんでできるようなセンスはございません。
なんていうか、そのキャラクターにとっての事情、思いはあるにせよ、
仲間として認識していたキャラクターが、互いの「思い」をベース、エネルギーにして争うのはなかなかに辛いものです。
「おやしろさまの祟り≒雛見沢症候群」が原因でやむなく疑心暗鬼に駆られたわけではありません。
繰り返しになりますが「事情=思い」はあるものの、明確な意思を持って「仲間」だったはずのものを襲うのです。
私的には、あまり愉快ではありませんでした。
この作品、前作以上に「うみねこ」的に盤面を俯瞰して楽しんでいる者の存在が強調されます。
それは、エウアと名づけられた・・・この際、ひぐらし的暇を持てあました「魔女」と表現しても良いでしょう。
そして・・・。
この魔女は・・・率直に言って私たち「視聴者」。
この作品を享受する者たちのメタファーと言ってもいいかもしれません。
そう、我々が自分自身の「暇」をつぶすために、
この物語を消費し、このキャラクター達の「駒」としての動きを堪能している事の暗喩に他なりません。
とうとう、竜騎士は私たちをも物語の駒として登場させてしまったのです。
これはある意味、私たちユーザーに対しての痛烈な打撃!皮肉に他なりません。
そして、この物語に長らく付き合ってきた私たちが、もし新たな物語が紡がれる時・・・、再びその舞台に足を運ぶのか、運ばないのか、それは私(あなた)がどうするか、どう思うかにかかっています・・・w。
はて、さて。
あなたはどうしますか、物語のインフレがさらにハイアベレージに進み、あらたな物語が紡がれる時・・・、再びあなたも竜騎士の駒として登場するのか、しないのか・・・。
私は・・・、また、文句を言いながらも物語に付き合う事になるのでしょう・・・ねぇ。
ん~ふっふっふっw(By大石)
なんかちょっとカッコいい事を書いてしまいましたw。
でも、割と的を射ていると思うのですが、いかがでしょう?
他の「駒」と化した皆様のご意見も聴いてみたいものですw。
それにしても、ここにきて鉄平に同情することがあろうとは、物語に「駒」として参加しての新たな発見があったので、良しとしましょうか・・・むっふっふっふ~w。