tinzei さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
この時代の知識が無いと厳しい
約47分ova。
金太郎のモデルになった坂田金時を主人公にした作品。
ただ女だったり豪族の出だったりとキャラ設定は大幅に違う上に、ストーリーも金時を拾った頼光の話(酒呑童子との戦い)が中心になっている。
作画は特徴的だけど、うまく言葉で表現できない。ただ他に類をみないほど変わってるからトレーラーでいいから見て欲しい。
ただ最初手描きかと思ってたけど、スタッフに3DCG担当がいたから、どっかで3DCG使われてる。今の時代の3DCGならともかく、この年代の3DCGなら見分けが付くと思ったんだけど、全体の配色が白だから、全く分からなかった。
ガチの時代劇並に難しい言い回しが多い上に、時代説明が一切ないから、当時の情勢を知らないと、物語の理解に苦しむ。
個人的に学校で習う程度の知識はあるつもりだったけど、それでも最後の意味は分からなかった。
ストーリーはハッピーエンドとは言えない終わり方をして、最後に後日談っぽい絵と短歌が流れるけど・・・・・つまりどういうこと?
途中で出てきた眼帯の男と女武者(おそらく酒呑童子?)は木曽義仲と巴御前かと思ったけど、素性を変えて再び都を狙ったってことなのかな?
モデルが坂田金時で実は女の子って設定は悪くなかったんだけど、どういった経緯で姫が酒呑童子になったかとか、何で道長は酒呑童子と取引したとか、後日談以外でも分からないことが多かったし、作画は観にくいし、アニメとして良いとこが全く無かった。
【あらすじ】
おじに殺されそうになった怪童丸こと坂田金時は、たまたま通りすがった頼光に助けられ、そのまま頼光四天王の一人となる。
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頼光は女子だった金時を意識するようになり、金時は頼光を慕うようになる。
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頼光の上司、道長は酒呑童子と呼ばれるやつらと取引をして、攫ってきた女子を酒吞童子たちに引き渡す。
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酒吞童子たちは、その帰り道、巡回をしていた頼光四天王と遭遇し、酒呑童子の部下茨木童子が四天王の一人渡辺綱と戦い腕を取られる。
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金時はその時のことを安倍晴明に報告する。
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一方酒吞童子は女子に菅原道真の霊を降ろし、道真に都を火の海にさせようとする。
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巡回していた四天王の一人貞光は道真により攫われる。
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安倍晴明のもとにいた金時のとこに、酒吞童子に操られた民衆が押し寄せる。
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するとそこに酒呑童子が現れるが、なんとそれは金時の幼馴染の姫だった。
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姫は金時を欲しがり、晴明が妨害しようとするが殺され、金時は攫われてしまう。
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一方操られた民衆と戦っていた綱達は、茨木童子と戦う。
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片腕を失いながらも、頼光の加勢で茨木童子こと平将門を倒すが、死の直前、自爆し綱が巻き込まれてしまう。
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頼光は急いで晴明のもとに向かうが、金時が攫われたことを知り酒呑童子の元へ向かう。
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道真は貞光を頼光と戦わせ、姫は金時に一緒に暮らそうと説得。
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しかし金時は惑わされず、頼光のもとへ向かうが時すでに遅く、頼光は死んでいた。