福松 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:今観てる
評判通り素晴らしい→傑作の誕生
第二十話まで視聴しました。
あにこれで評判が良く、いいレヴューが沢山あって書くのに気が引けていましたが、少しだけ書きたいと思います。
とにかく風景に力が入っていて綺麗、前世のおっさんがちょくちょく出てきて、ちゃんと影響を及ぼしているなど、さすが転生物の元祖と呼ばれているだけはあります。進行もテンポはいいけど丁寧で好感が持てます。天変地異の原因を探り悪者を打倒するといったヒロイックな方向に走らず、地道に家族を探す、というのがとても気に入りました。
OPの時間を物語の進行に使うなど、尺が足りねーんだよ!という制作陣の心の叫びが聞こえるようです。
微エロ描写は気にならない程度のものです。
今回は前世での経験がしっかりと生かされた回でした。第三皇子がまさか同志だったとは笑えます。しかも巫女ってw 後半でアイシャの話し相手にエリスがなっていた光景を見ると、パーティや仲間に女性がいることの心強さを感じます。百貨店やショッピングモールに行くときに女性や子供と一緒に行く時の心強さに近い感覚を覚えました。男だけだと、迷子に声をかけるのもはばかられますからね。話は戻りますが、こうゆう展開は変なハーレムを作るより、よっぽど共感できます。
最後もアイシャを安易に仲間に加えるのではなく、いい話風に贈り物をしつつ、実は自己弁護しているという展開に、よく練られているなあと感心しきりです。最後の最後はちょっと驚きました。
どうか帰りの道も無事でありますように。
2021-1217追記
第二十一話を視聴、すみません、備忘録です。
世界最強の男にルーデウスが殺され、男(龍神オルステッド)はヒトガミへの伝言をルーデウスに命じました。「ヒトガミ、お前を殺す」と。
銀さんの出番が多くてとても楽しいです。
ルーデウスとエリスのシーンですが、無意味なエロアニメで無意味なエロシーンを無理やり視聴させられることを多数経験した身としては、「これなんだよ!」と心から思いました。違いは必然性と心情でしょうか。
2021-1226追記
第二十二話を視聴、ルイジェルドはスペルド族の呪いの真実を知り、苦悩しつつも希望を持ちます。
ルディの故郷に到着、同時にルイジェルドとの別れ。また会おう。
ディレーヌおよびエリスの従者アルフォンスと再会。アスラ王国の現状説明。大きなものを一気に受け止めたエリス、酷な決断を迫られます。心の整理をつけるためか、ルディに同衾を迫るエリス、短気です。エリスの決断は旅。呆然とするしかないルディ、ようやく涙を流しました。
今回も実に丁寧に心情を描いていて、まさに本領発揮だと思います。派手なアクションを求めている方には辛いでしょうが、こういう回もある、ってことで。
2022-0108追記
第二十三話を視聴、最近、焚火にはまっています。半分仕事であるために時間不足に拍車がかかっているのが辛いところですが。ディレーヌがジャヒー様に見える私の目は腐っています。大帝もねw
再建と汗、震災後を思い出さざるを得ませんし、制作陣も意図しているのでしょうね。辛いけど希望を持ちたいです。
って、OPだけでこれかよ! 凄すぎるでしょ。
銀さんの本気泣きは初めて聴きました。プロだ。当たり前ですが。見せつけられるっていうのはこうゆうことだなーって。
髪の毛などの演出が素晴らしいです。ルディ、中身は大人なんだからしっかりしろよ、という感情を視聴者の中にうまく引き出してきます。「人生には流れに身を任せる時期もあるんだよ」って言いたいです。もちろん、一番大切なのは自分自身の心身です。日にち薬というものもあるけど、キャンプの実情を考えたら、まずは動くべき。唯物論的思考が求められます。徐々に獲得していく流れになると思うけど、どう見せてくれるのかな。
ルイジェルドの微笑み、エリスの宣言(共に実に良い作画)、非常に丁寧に描かれています。こんなん、他の異世界アニメと比較するのは不可能です。格違いを超えています。
おい、御者、手袋くらいしろよ、基本だろ、って笑わせてくれます。
旭川の件を始めとして、贋作者(原作者に訂正)の想いがストレートに伝わってきます。そして「魔界大帝、お前、何してんねん」というシーンを挟むバランス感覚にしびれます。出てきたそれぞれに伏線が張られていると予想しています。なお、名乗りは聞き取れませんでした。まあ、それでいいのです。今後の各作品において、じゃー姫口調が一人でも増える事を本気で願っています。秋アニメではもう一人いましたね。誰だっけ・・・。あれも意味がありましたね。もう老人化していて自分で書いたことをすぐに忘れます。
あ、思い出した! 86のフレデリカだ!
「みーえたーぞー」は、是非とも「見えたのじゃー」にしてほしかったですw
リーリャとアイシャはミリシオンに到着しパウロと再会。母親ゼニスはとある結界内に居ることが示唆されました。ちょ、大帝のポーズw ベガリット大陸の迷宮都市ラパン。聞くだけでワクワクするし、世界の広さを表現できています。いつの間にか陛下呼びしてるのも、いい感じに飛躍してます。魔界大帝が狂言回し? て、え? さらばなの? 西部劇の草玉のパロディ。いちいち細かい点で笑わせてくれる実に良質なエンターテインメントです。しかし、ちゃんと草玉の陰で消えてる所がヤバさを感じますね。
やらなくていい、がんばらなくていい、というのは実に重要なメッセージです。昔、「Media is Message」という言葉が流行りましたが、その真実性は現在でも損なわれていないので、新聞・民放各社のかじ取り役の人達には「それで君たちの責任を全うしていると思っているのか」と強く問い質したいです。完全に無職転生に食われている事すら知らない、という哀れな状況ですね。
以上、矛盾したことを書いていますが、私の中では整合性が取れています。ここはそれを語る場ではないので、プロフにいつかまとめます。
さて、また外しました。唯物論的解決ではなく、真逆でした。人が何かから立ち直るのには幾つかの方法があり、今回のも十分にあり得るものでした。もう予想はよそうかな。
次回はお正月休みみたいで現状の私にとっては助かっています。86も休みだし、めっちゃ助かっています。あにこれに残る目途が立ちます。一個一個頑張りたいと思います。あ、あまり頑張りませんけどw でも、事実として少しずつ努力を継続することで状況は改善に向かってはいます。計画では新作を観始めるのも時間の問題、となってきています。
2022-0121追記、評価確定(甘めです)、前追記の誤字訂正追加、タイトル追加
検索して、以上の2クールで第一期は完結、第二期はとある個人の方の予想だと2023年1月~2024年10月のどこかだろうとのことでした。
実に素晴らしい物を見せて頂きました。わざわざこの作品のためにスタジオを立ち上げたとのこと、本気度が伝わります。
間違いなくアニメ史に残る大傑作の誕生です。ほぼリアルタイムで観れて幸せでした。