tinzei さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作は成人向け漫画らしいけど、だったら・・・・・
約30×4話のOVA。
今まで平穏に暮らしていた少年が、自分が巨大ロボットに乗るためだけに作られた試験管ベイビーだと聞かされ、世界を冥府に変えようとする敵と戦わされる。しかし少年の中に眠っていた巨大ロボットの製作者が戦うごとに表に出てきて暗躍し始める。
原作は成人向け漫画。セックスシーンや温泉シーンがあるのはその名残らしいけど、だったらもっとドギツイシーンが欲しかった。
作画は良い、劇場版とまでは言わないけどovaにしてはなかなかのクオリティ。そのおかげで八卦ロボのシーンは見応えがあったけど、白兵戦やガンマンみたいな撃ち合いより、大技を何回も繰り出して戦うから、ロボ自身の動きが少なかったのは残念。
3話までは良かったんだけど、終盤があやふやな感じで終わった。マサキは簡単にマサトに取り戻されて、精神のせめぎ合いみたいなのもないし、幽羅帝がマサキの因子でしようとしてた最終計画?っていうのもよく分からないし、こんな最後なら幽羅帝もしくは幽羅帝の力を手に入れた塞臥と最終対決っていう王道展開の方が良かった。
それと個人的にはマサトの両親を再登場させて欲しかった。マサト自身が殺すでも八卦に殺されるでもいいから、何かしらのシーンがあると良かった。
【あらすじ】
・1話
鉄甲龍が活動を開始。マサトはラストガーディアンに攫われる。
鉄甲龍の皇帝、幽羅帝は部下兼恋人の耐爬にかつて奪われたロボ、ゼオライマーの破壊を命じる。
マサトは強制的にゼオライマーに乗せられ、耐爬と戦わされるが、性格が変わり耐爬を倒す。
・2話
マサトは自分が試験管ベイビーだと知る。
その後、敵の姉妹シ・アエンとシ・タウの姉妹に攫われ幽羅帝の前に連れてこられる。
そこで鉄甲龍の裏切り者木原との関係を聞かされる。
直後美久が現れマサトを救出、ゼオライマーに乗り姉妹と戦う。
姉妹は不和を引き起こし、そこを凶悪マサトにつけ込まれ死亡。
・3話
マサトはゼオライマーを降りても凶悪な人格のままだった。
敵の葎が現れ、ゼオライマーに勝負を挑む。
しかし幽羅帝に美久を攫われ本来の力を出せないゼオライマーは苦戦し、更に人格もマサトに戻ってしまう。
すると葎は通信でマサトに、自分たちの創造主がマサトのもとになった木原マサキであることを話す。
葎は止めを刺そうとするが、マサトの人格が凶悪なマサキの人格に戻り、ロボットだった美久を転送させ復活し葎を倒す。
・4話
鉄甲龍が侵攻を開始、日本の都市を殲滅する。
美久はマサト(マサキ)に出動するよう頼むが、マサキは断りどっちが勝っても良いように鉄甲龍側にも自分の因子を残してることを明かす。
一方残った幽羅帝の部下、塞臥は自分の野望のためロクフェルと祇槍をたぶらかし、勝手にゼオライマーのいる富士山へ向かう。
塞臥たちは富士の基地を破壊し、マサキは仕方なくゼオライマーで出る。
しかし塞臥はマサキに同盟を持ち掛け、一緒に世界を支配しようと言う。
幽羅帝に忠誠を誓う、祇槍は塞臥に攻撃を仕掛けようとするが、祇槍の想い人で塞臥のことが好きなロクフェルが塞臥を庇う。
マサキはその三角関係を観て、激怒し三人をまとめて倒す。しかしその衝撃でマサトとしての人格が戻り、優しさを取り戻す。
部下を全て失った幽羅帝は技術者ルラーンから、自分もマサトと同じ、マサキのクローンであることを知らされる。
全てを知った幽羅帝はマサトとゼオライマーを呼び出し、自分達諸共鉄甲龍を滅ぼす。