ひろたん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
時をこえて再びめぐり会いました・・・、真綾さんの曲に。
坂本真綾さんの「マジックナンバー」は、この作品の主題歌だったんですね。
初めて知りました・・・。
この曲は、11年前の武道館ライブの少し前に発売された曲です。
ライブでは、実質のおおとりだったので、一番盛り上がった思い出があります。
真綾さんと言えば、私は、声優よりも歌手のイメージが強い方です。
実は、今年になるまで出演作品はエスカフローネしか観たことがなかったのです。
真綾さんは、いろいろなアニメの主題歌を歌われています。
いろいろなCDの帯に「○○主題歌」ときっと書いてあったことでしょう。
しかし、当時は、そこを見ても分からなかったので気にしていませんでした。
でも、今、こうして作品の中で再び真綾さんの曲にめぐり会うことができました。
そして、これからもいろいろな作品で"時をこえて再び出会える"ことが楽しみです。
…意味深。
この物語は、1話目のラストの主人公「小鳩」の歓喜とは裏腹に切なさを感じます。
それは、なんとなくこの物語のシリアスな部分が垣間見えるからです。
「これ、謎が解けていくほど、切なくて辛くなっちゃう作品かも。やだなぁ~。」
始まって早々、そう思いながらも、意を決して2話目以降を観ていきました。
もちろん良くできた作品なので、ちょっとやそっとでは真相を明かしてくれません。
表面上はコメディですが、しかし、その中身は今にも切なさであふれそうでした。
そして、主人公の小鳩ちゃんに感情移入すればするほど・・・。
最後の2話の展開にぎゅぅ~っと胸を締め付けられる作品でした。
小鳩ちゃんが可愛いのは言わずもがなですが、他にも良い点があります。
まず、雰囲気を盛り上げてくれるすこし神秘的なBGMがすばらしかったです。
また、小鳩ちゃんが標準からデフォルメへとシームレスに変化する演出も上手です。
24話と少し長いですが、最後の2話をぜひ観てほしい作品です。