tinzei さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
典型的な夏によくやるファミリー向けの作品
【簡単ネタバレ】
地球へ帰れなくなった後、超特急でポチの惑星に向かうためバイトする。
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夏紀が持ってたワサビが実は貴重な物の亜種で高値で売れる。
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超特急に乗りポチの惑星へ行くがワサビを狙う密猟者に狙われる。
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無事乗り切ったが、周がワサビと共に攫われる。
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犯人がポチの研究仲間と分かり、彼らが運営する宇宙ショーへ潜入する。
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敵は古代の遺物ペットスターを持ち出して戦う。
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夏紀たちは途中で会った人たちと共に戦う。
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ポチはかつての仲間を倒し、夏紀は攫われた周を助け出し、無事地球へ戻る。
【感想】
それなりに面白かったけど、最近まで名前も知らなかった。
全年齢向けの映画にしては珍しく130分あるけど、伏線をキレイに張ってキレイに回収するし、宇宙の未来描写も出てくる道具やアイテムのギミックも凝ってるから面白かった。ただ夏休みにたまにある面白いオリジナル映画だったのに、放映規模が小さかったのと宣伝を疎かにしたせいで、名前すら知られてないなんてもったいない。
5人の声優は全員子役だけど、夏紀役の黒沢ともよだけが声優デビュー作なのに本職声優の演技をしている(しかも当時中2・・・・)、今はもう立派な本職声優だけど、この頃から片鱗を見せていたとは末恐ろしい。
【キャラ評】
・夏妃
ヒーローになりたがるアホ。人の気持ちが分からないサイコパス。ただ最後はカッコ良かった。
・周
これでアマネって読むのか(笑)、メンバー最年少で典型的な子供だけど、こういう作品の場合は一番のキーキャラになる。
・清
多少責任感を感じすぎる場面もあるけど、中盤までは年長者らしくリーダーシップを発揮して皆をまとめてた。ただ周が攫われた時、臨機応変な対応力の無さと行動力の無さが露呈した。
・倫子
一番影が薄かった。最後敵の女を突き飛ばしたのはグッジョブだけど、それ以外は役に立ってないし、清が好きっていう話も作中で広げなかったから印象が薄い。
・康二
5人の中で一貫してマトモ、ある意味影の主人公。ポチと周の獣姦コンビを除けば一番ラブがあったキャラ。
・ポチ
周にキスされて真っ赤になる変態ロリコン犬畜生。序盤は無計画&ギャンブル狂だったけど、後半はちゃんとやる。ネッポとの関係はよく分かったけど、マリ―との関係は?ポチの想い人、みたいな描写があるけど、もう少し詳しくやって欲しかった。