退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
現代社会の闇に、二次元の願望が入り混じるとこうなる。
キャッチさんにオススメいただき、
観てみましたが、、、
あ゛〜〜〜!!!
この作品を知らなかった自分に、
物凄く憤りを感じております。笑
これはもう何と申したら良いのか、
尊いです。
神です(そもそも仙狐さんは神か)。
疲弊した社会人の(というか主に私の)願望が、
見事に詰まった作品です。
幼女×ケモ耳×わらわっ子。
これ最強じゃないすか!?
こんな幼女、どんな徳を積んだら現れてくれるんですか!?
叶うのなら、近所の稲荷神社に毎日油揚げお供えしますよ!!
どんぎつねの吉岡里帆か仙狐さんか、
どちらか選べと言われたら、
迷わず仙狐さん一択ですよ!笑
と、
テンションが上がったところで、
真面目なこと書きますw
↓以下、主人公の中野について。
彼はブラック企業に勤める普通のサラリーマン。
私事ですが、
私も以前、
毎日終電、帰れなければ社内泊、
休憩もほぼ無し、休日出勤当たり前という、
クソブラックな営業会社に数年間勤めていたことがあるので、
中野の心情には感情移入できてしまいます。
中野は仙狐さんに対し、
常に敬語や敬称で会話しているので、
律儀で真面目な人柄であることが分かる。
仕事もよく人から頼られており、
それなりに有能であることも分かる。
そして性格的に断ることができないので、
仕事はどんどん溜まっていき、
精神的にも追い詰められていく一方。
真面目な人ほど、
自分は会社に頼られている、
自分が無理しなきゃ会社が回らない、
という勘違いをしてしまうもので、
自分自身の心の闇に気づかず、
だんだんと広がっていってしまう。
第4話の「なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?」の回は、
中野の心の闇が特に印象深く、
「(他の社員の忙しさと比べたら)自分なんかはまだマシ」
という台詞は、正直危うい。
仕事の許容量は人それぞれなので、
他の人ができているから自分もやらなければいけない、
という考えは間違いであるのだが、
中野は真面目な性格ゆえ、そう考えてしまうのでしょう。
私がブラック会社に勤めていた当時は、
当然ながら心身ともにボロボロになり、
このままでは会社に殺されると思い、
友人の手助けもあって、
最終的には逃げるように会社を辞めたという経緯がある。
会社を辞めるのは勇気がいるし、パワーも使う。
辞めたくても辞められない人って、
世の中には沢山いるんでしょう。
仙狐さんのように、
中野の心の闇に気づいてくれたり、
それを癒してくれたり、
「今日もお主はよく頑張ったのう。ゆっくりお休みなさいなのじゃ」
と言ってくれる人は、
残念ながら現実世界ではおそらく少ない。
責任感を持って仕事をこなすのは当然ではあるが、
自らの心に闇を抱えてまで会社を背負う必要はなく、
取り返しがつかなくなる前に、
自分自身も周りも、
人の心の闇に気づいてあげることは、
現代社会において何より重要なことではないだろうか。
断言しますと、
これはただの幼女アニメではなく、
現代社会の闇に切り込んだ社会派作品である。
と、
こんなアニメなのに、
そんなことを真剣に考えながら観てました、とw
しかし、
ケモ耳幼女とお風呂に入るとか、
最高だな。。。(←結局変態w)