animeneko さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
幼児向けとしては少しわかりにくいような
映画を視聴。世界観がわからないなと思って、テレビシリーズでもあったのかなと思って調べたら、これはサンエックスという会社のキャラクター展開してた、「すみっコぐらし」というキャラクターたちがいて、彼らを使って映画を作ったということなのね。なんとなく世界観はそんな感じかな。
絵柄から見て、幼児向けだと思うのだけど、ストーリーが幼児向けにしては理解が難しいんじゃないかなあ、とは思った。
キャラクターが赤ずきんちゃんとか、マッチ売りの少女のコスプレをして、絵本の中に入って、しかし、原典ストーリーは崩していく。これを理解するためにはまず原典を理解して、さらにそれを外しているのだなと、わからないといけないので、幼児には難しそう。
時々、ナレーションで解説を入れてくれないと、ストーリー展開が読めんかった。マッチ売りの少女とか、いわれないとあの絵じゃわからんよね。
また、複数の絵本のストーリーが交差するので、お話が複雑だから、幼児にはちょっときついよなあ。
普通、こういうのは「子供をメインターゲットとするが、大人も楽しめる」ような作り方をする、というのが古典的な手法だったが、これは「子どもの心を残した大人」をターゲットしした作りだといえるだろう。だから悪いということもないが、単純に幼児向け、と紹介はしない方が安全だと思ったな。
基本はやさしい世界で、スローライフ。きっと元のキャラクターたちもスローライフ系の世界のキャラなんだろう。
お話自体は、ほのぼの絵本の世界の大冒険のお話でよかったんじゃなかろうか。ので物語に加点0.5
作画もやさしい世界を描いてきもちよいので加点0.5
声優は、キャラがはなさないのでナレーションしかいない。プラマイゼロ
音楽は絵とマッチしてよかったので加点0.5
キャラもかわいく掛けていた。ただ数が多い。プラマイゼロ
元のキャラクター製品が好きな人ならよくわかる世界観だから楽しめる作品じゃなかろうか