tinzei さんの感想・評価
1.9
物語 : 2.5
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
時代が時代だからCGのレベルはお察しだけど、ストーリーは良かった
30分作品。
このサイトだと放送時期が2011年になってるけど、ホントは2002年。
作者の名前どっかで聞いたことあるって思ったけど、『ドミニオン』の3DCG版作った人だった。年代でいえばこの作品の方が3年程早いけど、正直クオリティは同じ。
一応商業作品じゃなくて自主制作ってことになってるけど、そうとは思えないくらい作品のクオリティは高い。
制作者がCGアーティストだから当然作画は全て3DCGだけど、2002年の作品だからCGレベルはお察し。当時を考えれば斬新だったんだろうけど、2020年代から見ると質の低いゲームにしか見えない。
最後に面白いオチが付いてて、ストーリーは良かったけど、所詮は30分しかない作品だから設定が最低限なのは残念だった。
声優の名前はちゃんとクレジットされてるけど誰一人知らない、裏名義とかあったのかな?
【あらすじ】
第二次世界大戦末期の1943年、連合の諜報員エルナはナチスのウルダ計画を探る途中、ナチスに捕まっていたクリスという少女を保護する。
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クリスは自分は未来人でワープ実験中にアランと言う船員と共に過去へ来てしまったのだと言う。そしてナチスに捕まるが、ナチスは宇宙船を探しており、それを使い過去を変えるのがウルダ計画だった。
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最初は信じないエルナと相棒のジャネットだったが、彼女の持ってた近未来道具で信じることにする。
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エルナたちはクリスを連れて潜伏先から脱出しようとするが、ウルダ計画の責任者グリムヒルトに追われる、実はグリムヒルトはエルナの育ての親でエルナをスパイに仕立てた張本人だった。作られた記憶に嫌気がさしたエルナはジャネットの誘いで連合に裏切っていた。
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エルナたちは必死に逃げるが、エルナとクリスは捕まってしまう。
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エルナが目を覚ますと、既に宇宙船の実験は始まっていた。クリスが自白剤を飲まされ宇宙船の隠し場所はバレて、捕まっていたアランが強制的に働かされていた。
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そこにジャネットが現れ、場をかき乱し、その隙にアランが宇宙船を動かし皆で逃げる。
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アランのおかげで、未来に帰れるようになるがクリスの顔は曇っていた。実はクリスは未来で人工的に作られた子供で未来に帰っても居場所はなかった。
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しかしエルナはお前の場所はここにはないと言い、未来へ帰らせようとする。
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するとナチスに見つかり、エルナはグリムヒルトと一騎打ちをする。
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ジャネットが未来の戦闘機で敵軍を相手にし、クリスたちは未来へ帰る準備をする。しかしエルナを倒したグリムヒルトによって時代を10年前に設定させられる。
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最後は生きていたエルナがグリムヒルトに止めを刺すが、宇宙船は壊れ、クリスは10年前に続くワームホールに飲み込まれそうになる。
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結局エルナもジャネットもクリスを助けられずクリスはワームホールに取り込まれるが、ジャネットはクリスが飛んできた破片でエルナそっくりの傷が出来たことを見て、エルナ=クリスだと確信するが、ジャネットはそのことをエルナには話さなかった。
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その後、宇宙船の残骸から新たに衛星などが作られ、クリスたちが来た2112年、ワームホールの実験が行われるが三機の宇宙船が行方不明になる。
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1910年、とあるドイツ兵が何かの墜落現場から少女を保護するが記憶がなく、ドイツ兵はその少女にグリムヒルトと名付ける。