Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
新しい、ぼくらを見つける旅が始まる。
この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
監督は、「スペース☆ダンディ」「ワンパンマン」「ACCA13区監察課」「ブギーポップは笑わない」などを手掛けた夏目真悟さん…
こうして見返してみると「ACCA13区監察課」や「ブギーポップは笑わない」などと、作風の持つ空気に共通点があったように思います。
そして、これらの作品を見て思うこと…
碧ちゃんの出演率がムッチャ高くありません!?
今回の作品を含め「スペースダンディ」以外の全ての作品に出演されているではありませんか。
少し意外だったのはキャラデザが江口寿史さんだったということ…
江口寿史さんといえば、「ストップ!! ひばりくん!」が有名ですが、今回の作品が18年ぶりのアニメ復帰作品なんだそうです。
確かに、静止画を見ると江口寿史さんの画だと直ぐに分かりますが、アニメ視聴中には残念ながら気付きませんでした。
作風なのか、キャラの顔立ちが時折ボヤけていたのも気付かなかった原因だと思いますけれど。
少年少女たちの新たな漂流物語が始まる―。
長い長い夏休みも半ばを過ぎた8月16日。
学校に集まっていた中学3年生・長良〈ながら〉たちは
突然、思いも寄らない事態に巻き込まれていた。
長良自身はもちろんのこと、謎の転校生・希〈のぞみ〉や瑞穂〈みずほ〉、
朝風〈あさかぜ〉ら、36人のクラスメイトとともに、
学校が異次元に漂流してしまったのだ。
しかも彼らは、漂流と同時にさまざまな《能力》を入手。
人知を越えた能力に大喜びし、好き勝手に暴れ回る者もいれば、
リーダーとして他の生徒たちを統率しようとする者も、
元の世界に戻るための方法を必死で探す者もいる。
渦巻く不信や抑えきれない嫉妬、そして支配欲からくる対立。
次々と巻き起こる不可解な事態を前に、少年少女たちは突如として、
サバイバル生活に放り込まれてしまう。
果たして長良たちはこの世界を攻略し、無事に元の世界に帰ることができるのだろうか……?
公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
完走して思ったこと…
「え、これで終わり…!?」が正直な気持ちです。
夏目監督は、私たち視聴者の見たかった結末は絶対知っていたと思います。
ですが、物語に出てきたのはほんの触りだけ…
どうしてあの展開のまま物語が終わってしまったのでしょう。
視聴者それぞれに後の展開を考えさせたかったのでしょうか。
それとも、「世の中そんなに甘くない」という現実を突き付けたかったのでしょうか。
でも、望まれたラストこそが、この作品を完走したご褒美だったと思っていただけに、目の前で梯子を外された気になりましたよ。
物語の中でサバイバルっぽさを感じたのは序盤だけ…
それからは急転直下のオンパレードでそれら殆どが突然やってくるタイプのヤツなので、展開についていくのが精一杯でした。
長良たちの2年間を無駄にしないためにも、しっかり描き切って欲しいと思っていただけに本作品のラストは少し残念でした。
主題歌・エンディングテーマは、銀杏BOYZさんによる「少年少女」
1クール全12話の物語でした。
テーマの分かり辛い作品…と言う印象が強く残ってしまいました。
碧ちゃんの他にも大西さん、くまちゃん、あやちも出演していたのに…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。