ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
運
この話は運び屋に拉致られた日本人の話
ジャンルは裏社会・傭兵
設定としては英語を話しているのですが、会話は全て日本語で聞こえるため安心してください。ただ言い回しは海外、という感じがするため違和感を覚えるなら慣れてください((
まず結論を出すなら面白いです。
まだ先があるため、断定は出来ませんが現時点では面白いといえます
丁寧な展開とは言えません。なんせ海賊チックな運送屋なわけですから、丁寧に動いていたら話が始まりません。
いきなり動いていきなりぶちあったっていきなり人が死んでいきます
Q じゃあつまらないんですか?
A んなわけあるか
かなり面白いです。
テンポの良い会話と展開でかなり抑えられていますが、内容はヘビーなものですしその気軽さが癖になること間違いなしです。人を殺す事に抵抗がなく、死ぬことに深い悲しみを覚えない世界、ガンアクションものという枠組みの中だけでも評価できますが、やはりさらに評価すべきポイントは「アンバランスさ」でしょう。決して歪ではないのに、どこか違和感を覚えてしまう、というちょっとした不和が本作をさらにおもしろくするスパイスとなります。
個人的にはこの違和感を「現実との親和性と解離性の両立」と呼んでいるのですが、この両立が物語を制作する上でかなり難しいのです。もちろんこの両立なしで面白い作品は幾つもあります。が、この両立の難しさの壁を超えた作品は
もしかしたら「内容と雰囲気があっていない」という批判意見も出るかもしれませんが、個人的にはこの作品はうまくやっていると思います。
人がかなりの数死にますが、まぁそこまでグロテスクではありません。せいぜい辺りが血の海になる程度でしょう。内臓器官はなるたけ出ないようになってますのでご安心を。
個人的にはあのガチャガチャした感じかなり好きです
{netabare}なんと表現すればいいのか分かりませんが、警察がマフィアのお友達、みたいな感じ。結構好き。どんな犯罪も許されるがどんな制裁も許される、そんな夢の世界。正直あったらいいなとは何回かは思いました。まぁあっても当然行かないんですがね。{/netabare}
監督・シリーズ構成・脚本は片渕須直さん
キャラデザは筱雅律さん
劇伴はEDISONさん
制作はマッドハウスさん。CCさくらの所ですね
opはMELLさん作詞歌唱、高瀬一矢さん作編曲の「Red fraction」
edはEDISONさんの「Don't Look Behind」
自分を知るのは誰なのか
ということで締めます