カミタマン さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
日本アニメそして日本の終わりの始まり
2021/11/18 投稿
本当は,本当に多くの人に読んでもらいたいこのレビューですが
多くの人の目に触れるとまずい内容の気もするので
大部分を非表示にします。
話題なので見始めました。
結構面白く見ました。
でも,
全てがお子様向けですねw
以上!
{netabare}
と切り捨てることは簡単なのですが。
ふと,思いました。アニメ視聴者の裾野を広げることは大切だと!
ドラえもんやアンパンマンなどはあるのですが,いかんせん数的には極少数です。
アニコレの投稿を見ても,昭和生まれの世代が多数派を占めているように感じます。
そういった意味で「鬼滅」などのような,若年層受けする作品は歓迎すべきなのですが…
本作の場合は内容が…
冒頭の武道の言葉にあるように,せっかくヤンキーがダサいという風潮が定着してきたというのに…この作品見て,ドラケンカッケー!マイキーヤベー!!なんてなったらどうしてくれるんだぁ~?おらぁ!!
ましてや,単純に影響を受けやすい若年層を対象とした作品。おじさんは何かと心配です。
毎回,作品の冒頭で喫煙や暴力行為を推奨する物では無いとのテロップを入れていますがハッキリ言って,形ばかりですよね?
登場人物の人命軽視,人権無視,コンプライアンス意識の欠如,目を覆うばかりです。子供は思っておるよりも賢いと当時に,思っているよりも愚かでもあるのです。作中で堂々と当たり前のことのように行われている,バイクの無免許運転を真似をして,実際に行う輩は確実に出て来るでしょう。再び暴走族の勢力が増してくるかも知れません。作中では,殺人や切腹を犯す少年まで現れます。
差し障りがあるのであまり具体的には述べませんが,自分の割と近い知人に暴走族に入ったやつがいました。会わなくなって数年後,彼が他界したとの知らせを受けました。聞くところによると,彼は暴走族を抜けようとしていたとのこと。そして,他殺体で発見されたとのことでした。
この作品を見ると,どうしても彼のことを思い出します。せめて,このくだらない作品に影響され道を誤る者が少しでも少なくて済むを願います。
別な視点から,もう一つ
現在,日本のアニメーションは国際的な競争力が高いコンテンツ産業という地位をある程度確立しています。文化的なコンテンツの輸出は,特に国家的に重要な分野であると考えます。日本発のコンテンツに接していれば,日本という国や日本人についてある程度理解してもらえると共に,親しみを感じてもらえるからです。現に我々日本人は太平洋戦争の経験があるにもかかわらず,アメリカに対して良くない感情を持っているのはごく少数です。
翻って,本作を見てみると
描かれている少年達は,近隣諸国の反日・抗日映画などで描かれている日本人像とピタリと一致する部分がありそうに感じます。平気で人をだまして殺す。切腹する。ああ日本人って現代でもやっぱりそうなんだ!日本人自身がアニメで描いている!ってなりかねないですよね?完全に墓穴を掘っています。
欧米視点で見ると,東京卍會の卍が,完全にナチスを連想させます。卍は仏教的な意味合いがあってハーケンクロイツとは全くの別物って言いたい(そもそも由来は同じだし)ところなのですが,東京卍會の旗や特攻服の雰囲気などから完全にアウトと思います。つまり,東卍美化=ナチス美化と捉えられかねない状況です。
同時に,近年日本の下請けなどで東アジア圏のアニメ製作技術が飛躍的に向上しています。近いうちに製鉄,造船,家電,半導体…などのように日本に追いつくと思います。そのときに,有害な内容が含まれるかも知れない日本アニメより,最初から海外展開を意識した韓国製,中国共産党統制下で作られた中国製という選択が広がる可能性もあります。
コンテンツの輸出で劣勢に立ったとき,日本が国際社会で領土問題や歴史認識でいくら正当性を訴えたところで,誰の耳にも届かないという未来が待っています。
{/netabare}
そんな訳なので,結構面白いと思っては見たのですが,評価されて欲しくないと言う願望込みで★の評価をしました。