たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今時珍しい「少女漫画」路線
とあるアイドル好きの女の子の話を聞くと、最近のアイドル好きの子は「男女」関係なく好きになるんだそうで、そこに性別の壁はなく、ましてや2次元でも3次元も関係なく好きなんだそうです。
そういうわけで、このアニメはアイドルアニメとしてだけではなく「少女漫画」としてもよくできており、今時こういうタイプの所謂「少女漫画」的な絵柄も珍しいと思いました。
キチンと年頃の女の子の気持ちを描けているので、そういったアイドルが好きな若い世代には非常に訴求力があると思います。
「推しが武道館に行ったらしぬ」などもそうですが、「ラブライブ」のようなロリコン路線を脱した子達が、次にハマるようにキチンと年齢層を考えて発表している点も非常によく練られており、しかもよくできた青春モノなので、現代の「のだめ」や「ハチクロ」のような作品と呼べる気がします。
「少女漫画」としての評価と、キャラクターデザイン、脚本、構成のうまさもあって得点高いですが、このもう一歩先の「芸能界」の厳しさやリアルさなどが表現できれば、ドラマや映画に勝る重厚な作品になった気がします。
しかし、「青春モノ」として十分に面白いので、中高生にはおすすめできますね。大学生には厳しいかもしれません。