U さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
B. ネタバレ注意 – 知らない言葉がたくさん(-_-;)
脚本 円城塔 キャラクターデザイン 加藤和恵+石野聡 制作 ボンズ+オレンジ のアニオリ
これまでの作品とはまったく違う、まったく新しいオリジナルストーリーが、
全13話のTVアニメとして展開。
人類に訪れる未曽有の脅威に、女性研究者の“カミノメイ”と、男性技術者の“アリカワユン”
という2人の若き天才が、周囲の人間たちと共に挑んでいく姿が壮大なスケールで描かれる
~HPから~
<メモ>
久野さんが出ているので視聴。久野さんのお声と演技大好きです。
題名でゴジラシリーズなのだと分かりますがこれゴジラアニメなの?
怪獣物というより謎の人物「葦原」や「特異点(シンギュラ・ポイント)」、「紅塵」、「破局」、「アーキタイプ」、
「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」、「MD5ハッシュに込められたメッセージ」という謎を解くミステリーなのでは。
という感想でしたが、
再視聴したら1度目はストーリーを追うのに必死で分からなかった怪獣や自衛隊、海の描写が細かいのに気づき評価をあげました。
ユンとメイのチャットが専門用語が多くて理解できなかくてそっちに気を取られ過ぎた(-_-;)。
機会があったら字幕付きでもう一度みてみたいです。
ユンがジェットジャガーをメイがペロ2を酷使しゴジラ(特異点)を退治し人類の危機を救ったように見えて
実はジェットジャガーが勝手にアップデートしたり、"未来"の破局を調べるために計算機に侵入したはずのペロ2が"過去"に行くことを提案したりAI2機が主導しているのでは?
からの実は実はユンがペロ2を使って過去からジェットジャガーを最強にするプロトコードを送っていたんですね。
ユンすごい! けど
洋館で葦原のノートに数字を見つけたユンはインド音楽に数列を隠したのは葦原と言っていたので
ペロ2経由でユンからのプロトコルを受け取ったジェットジャガーが破局に対抗するため自分へ宛ててメッセージを送っていたことは知らないんですよね。
ユンが世界を滅亡危機から救ったって自分自身も気づいてなさそうです。
「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」を作ったのは誰なんでしょう?
メイのおかげで3番目までしか解明していなかったアーキタイプの13番目のフェイズが分かったと言っていたけど
短時間で作れるようなものには見えなかったので葦原かBBが完成させていたけど使い方または使い道が分からなかったってことですかね。
葦原は人類を救うために破局がいつ起こるのかをを計算していたのかと思っていましたが
最後に海建宏が盗んできた恐竜の骨を使ってメガゴジラを作っていたので寧ろ世界を制圧したいのか?
それとも再び訪れる破局に備えてる?
ユンとメイはチャットでたくさん会話をするけど最後まで顔を合わせないのがネット社会ならではの設定ですね。
<主要登場人物>
オオタキファクトリー
・有川 ユン:石毛翔弥
・加藤 侍:木内太郎
・大滝 吾郎:高木渉
・ユング→ジェットジャガー:釘宮理恵 ユンが作ったコミュニケーション支援AI「ナラタケ」
・神野 銘:宮本侑芽 大学院生
・ペロ2:久野美咲 ユンが作ったコミュニケーション支援AI「ナラタケ」
旧嗣野地区管理局
・山本 常友:浦山迅 局長
・佐藤 隼也:阿座上洋平 外務省から出向中の官僚
・海 建宏:鈴村健一 ジャーナリスト
・李 桂英:幸田夏穂 シヴァ共同事業体 アーキタイプを研究
・ベイラ・バーン(通称BB):置鮎龍太郎 ウパラ研究所の研究員 赤塵を研究
・葦原 道幸:井上和彦 ミサキオクの創設者
<ストーリー>
2030年、千葉県逃尾市。
町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンと石毛翔弥は古い洋館を訪ねる。
この建物の持ち主「葦原」は50年前に失踪していて無人なのだが、謎の音声電波の調査依頼を管理会社から受けたのだ。
ユンが見つけた隠し扉の中で電波を受信している鉱石ラジオを見つける。
同じころ、
旧嗣野地区管理局「ミサキオク」電波観測所でも謎の信号を受信し警報アラームが鳴ったため原因究明のため
顧問の教授の代理として大学院生の神野銘が調査にやってくる。
2か所で観測された謎のインド民謡は「ミサキオク」のアラームのケーブルが繋がった先
地下に隠している恐竜の骨が発生元だった。
「ミサキオク」は元日本軍の施設だったが恐竜の骨から電波が出ることを知った葦原が研究・監視をするために使用していたのだ。
謎のインド民謡に呼応するように逃尾市に赤い砂(紅塵)を纏った翼竜のような巨大生物が出現する。
電波に引き寄せられているらしいそれは電波怪獣ラドンと名付けられた。
ラドンの他にも真っ赤に染まった海から巨大なウミヘビのようなマドン、
そのマドンを追ってゴジラが海から出現し東京に上陸する。
ゴジラ出現により赤い霧で覆われてしまった東京では自衛隊が奮闘していた。
「オオタキファクトリー」のユン達もゴジラに対峙するためAIを搭載したロボット・ジェットジャガーと共に東京へ向かうが
危機が迫る中ジェットジャガーは勝手にアップデートを開始し休止状態となってしまう。
一方、空想生物(存在しない物質できた存在しない生き物)を研究している神野銘は
オオタキファクトリーのHPにあったユンが開発した支援AIをダウンロードしペロ2と名付ける。
ペロ2がメイの論文を纏めてネットにアップしたところ興味を持ったシヴァ共同事業体所属で「新しい分子を計算で見つける研究」をしていた李博士に呼ばれドバイへ向かう。
李博士は夢の新素材アーキタイプを研究しているのだが、アーキタイプは巨大生物が纏っているのと同じ紅塵からできていた。
メイはアーキタイプの初期研究者「葦原」が50年前に残した論文を調べるためロンドンへ、
そこで葦原が未来が見える計算機で見つけたこの世界が終わるという破局が近いことを知り、
破局を止めるため計算機のあるインドへと向かう。
アーキタイプは光や時間、空間、法則を屈折させることができる(葦原カスケード)のだがその原理は
「高次元の捻じれを3次元で捻って止める」ことだというメイの理論から
ベイラ・バーン(通称BB)がアーキタイプの13番目のフェイズである「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」をウパラ研究所に封じているシャランガに使ってみる。
「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」は「紅塵」を結晶化させるので紅塵を纏っている巨大生物を封じ込めることができると考えたからだ。
一時的にではあるがシャランガを抑えることができたBBは巨大生物を封じるため
「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」を日本はじめ7か国に送る。
が、本起動のためのコードが分からない。
コードを調べるためウパラ研究所にある葦原がアーキタイプ研究のために開発した超時間計算機にぺロ2が侵入する。
破局が近すぎて超時間計算機でもコードを計算できないとぺロ2は未来ではなく過去へと進むことにする。
そこで「ジェットジャガーを最強にするプロトコードを計算して欲しい」というユンからの依頼を思い出す。
ぺロ2が50年前に逆行し送ったプロトコードにより、この日のために進化を続けていたジェットジャガーは
ユンに別れを告げゴジラとの最後の戦いに臨む。
21.9.19