Bハウス さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
角川がなろうに触れた記念作
今や放映アニメほとんどがなろうの刊行物である角川
その最初の一歩として登場したのが本作である
今のブシロードのようにメインキャラが
角川が支援しているプロダクションエース
メイドカフェのメイドから声優に転身した野水伊織の
倍プッシュが強く
更にこの時お約束だった予算ケチって
10話完結と言うチープさ前面に出ていたので
ストーリーの面白さはあるのにスマホ太郎的な
圧縮極まりない問題作である
高校生三人が黒うさぎからの封筒で河原に呼び出されると
突然異世界に転送される
箱庭と呼ばれる世界に召喚された3人は
各々が持っているギフトと呼ばれるスキルがあり
黒うさぎはかつてギフトゲームで敗れ
子供しかいないコミュニティ「ノーネーム」の再興を依頼する
元に戻る手立てがない3人は
それぞれがギフトを使って協力して
ギフトゲームを仕掛けていく
と書いたけれど主人公の十六夜が
俺様の都合で動くタイプのキャラ
お嬢様の飛鳥とはほとんど反目しあっていて
耀ちゃんはマイペースに合わせていく
戦闘シーンに入れば協力はするけれど
10話通じての一体感は描かれなかった
それもこの作品は設定に要素が多くて
箱庭自体が実力差によって住む層があるとか
いろんな形で十六夜達に関わる
コミュニティが登場するので描く時間がなかった
最初のうちは三人の戦闘が均等にフォーカスされていたが
ラストバトルは十六夜無双で面白みがない
あっさり解決しちゃうので
見ているこちらからすると肩透かしを食らう
まあ今の体制でやったら
もう少し原作の奥行きを出せていたかもしれないけど
ノーゲームノーライフのプロトタイプだけに