レオン博士 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
閃光の始まり、そして白と黒の邂逅
【紹介】
アニメ版で言うならソードアートオンライン第一期をアスナ視点で描いた作品
主人公はアスナで、オリジナルキャラクターも追加されています。
【映画館の客層】
映画館は予約の段階で満席でした。大人気ですね。
10台後半~20台くらいの男性が多めな感じ。子どもや女性もいて若い世代中心に人気みたいですね。
アスナのプライベートシーンで私は休憩タイムかなと思って飲み物飲んで小休止していたのですが、
観客の男性がみんなアスナを食い入るように凝視していて
観客の期待を煽る演出が上手だなーって思って冷静に見ていました。
そのシーンの作画が緻密で、制作側も何が求められているのか良く分かってますね。
来場者特典として1週目はポストカード、2週目はミニ色紙風ポートレートが付きます。
3週目以降も変わるんでしょうかね?
私は2週目に行きましたが、アニメ映画の来場者特典の中では割といいほうだと思います。
イラストは公式HPに掲載されています。
【音楽と作画】
テーマソングはLiSA さんの『往け』
第一期のOPも神曲ですが、やっぱりLiSAさんの歌はSAOと合いますね
とても良い曲だと思います。
作画は顔に違和感があったけど、クオリティは高い。
特にキリトはこんな顔だったっけ?って思いました。
【キャラクター】
追加キャラであるリトは鎌を使って戦うこれまでにない個性を持ったバトルスタイル
アスナを形作るうえで重要なキャラクターだと思われます。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、私は人間味があって結構好きなキャラクターです。
【バトル】
相変わらず演出がいいですね。
リトは鎌を使って軽快な動きで敵を圧倒していますが、
鎌って大振りになりがちだし攻撃範囲とか間合いが難しく、自由度が低くてかなり戦いづらそうなイメージで、
動き見ていても、モンスター相手ならともかく対人戦は不利だろうなって印象は変わらなかったです。
強プレイヤーなのに鎌を武器にしていることで動きに危うさを感じるんですよね。
【シナリオ】
SAO第一期のシーンもいくつか登場しますが、追加キャラクターやエピソードが増えたことで結構改変されていますが、本編との整合性はあまり気にしないほうが楽しめるかと。私は本編で描写不足だったところが大幅に補完されてむしろ大満足です。
SAO第一期で唯一残念なのは、重要なエピソードが抜けていて急にシナリオが飛ぶところで、
特にキリトとアスナの出会いが非常に唐突で、アスナがなんでこんなに強くなったのかとか
物足りないところがありましたが、そういう本編に足りない部分に焦点を当てたシナリオ。
アスナが現実世界でどういう子で、どういう経緯でゲームをはじめて、キリトと出会うまでどういうプレイヤーだったか
そういったSAO第一期で描かれなかったエピソードを描いた作品です。
【総評】
とても楽しくて、もっと先が見たいって思いました。映画館行って良かった。
本編を補完する形でとても丁寧にゆっくり描写されていて、アスナがより好きになりました。
アスナ好きはもちろん、SAOのファンなら絶対見るべき作品です。
第二部も来年公開されるようです。
このシリーズは本編で描かれなかったエピソードが今後もたくさん描かれることが期待されるので、ファンとしてはとても楽しみですね。