福松 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ついてない元サラリーマンの運命やいかに(でも、意外についている)
初見でした。
会社に見捨てられたサラリーマンが運び屋兼海賊に拾われてアタフタする物語です。舞台はタイ近辺のアンダマン海周辺ですが、お約束のリゾート回なんぞありません。
万人にお勧めできる作品ではないようです。バタバタ人は死ぬし、血もダラダラ流れるし、台詞もお上品とは言い難いです。とはいうものの、不必要な残虐シーンはなく?、抑制が効いていたと思います。
私のストライクゾーンど真ん中から少しだけ外れているジャンルなのですが、思いつまされる内容が込められていました。
裏社会に属する人間に限らず、人は大なり小なり過去に囚われているものでしょう。それの良し悪しは人によって異なって当然です。本作の主題はこの辺りにあると感じました。これでもかこれでもかと繰り返されます。
レヴィはラストで明らかな変化を見せます。他の何人かの登場人物も程度の差はありますが変化の兆しが見て取れます。これが甘さとなり、仕事に支障をきたして命を落とすこともあり得る世界です。
一方で、全くぶれない登場人物も居ます。これはこれで不気味さがあります。
両者に共通しているのは他に行き場がない事、そしていつか非業の死を遂げるだろうということです。
ロックにはまだ帰る場所があります。悪目立ちしてないし、何かの組織に追われているわけでもありません。物語的には何ですが、早く日本に帰った方がいいよーって心底思いました。
戦闘や武器の描写はぶっ飛んでいましたが、これくらいでないとあっという間に登場人物が全滅しちゃうのでバランスが良かったと思います。
蛇足ですが、タケナカの「四機とかち合った帰りだなぁー」とかって台詞、どれだけの人が聞き取れたのか、私、気になります!←使ってみたかっただけw
2022-0109お知らせ
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