テングタケ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
面白いけど虚しくなる
総集編に続き2期を鑑賞しました。
凡百の転生ものには無いシビアさとカッコよさがあります。
ですが、前作以上に主人公や登場人物が何をしたいのか、よく分からなくなっています。
サブキャラが掘り下げられていて、リザードマンや人間の剣士の描写に時間が割かれています。それはいいことなんですが、主人公が本気になれば一瞬で消し炭になってしまう彼らが一生懸命に生きているところを見るのは、なんとなく虚しさを感じます。
正直序盤のリザードマン編は必要なかったのではないでしょうか。
中盤の敵の「8本指」ももったい付けた割には瞬殺で、なにか虚無感を感じました。
終盤の出来レースも、やはり蹂躙される人間側に虚しさを覚えました。
主人公サイドが悪であるのは構いませんが、それにしては強すぎるのではないかと思います。
なんでも3期はついに人間と本格的に敵対するようで、もう3期は観なくてもいいかな、と言うのが正直な感想です。
あ、オープニングにミスディレクションを仕込むのはなかなかやるな、と思いました。