nyaro さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
8話まで。アレ?終わり?
8話 まあ、そうですよね。僧侶枠…ですもんね。ちょっとテーマ性に期待しすぎました。ただ、そういう「見られる女性」という職業について考えるきっかけになりましたので、良いとしましょう。
ストーリーとしても面白かったですからね。
7話見ました。{netabare} 恋愛禁止にスキャンダル。歌のおねえさんですから、子供…というより子供の親に対するイメージなんでしょうね。まあ、別のニーズもありそうですけど。
アニメでこのテーマをやると、どうしても声優さんのAVの人とかNTRの人とか想像しちゃいますね。その他、マルチタレントの不倫とかもありました。
そこまでいかなくても、清純であることを前提としたタレント活動をしている人が恋愛していたケースでもやはり週刊誌には叩かれるでしょう。
これは、昨今の風潮で女性の人権や機会均等を考えたときに古臭いということもできます。
ですがそういう正論はかなり短絡的な考えで、うたのおねえさん(アイドル、声優)という清楚性、処女性のイメージの上になりたっている職業を、自己否定することになります。
これはアイドル、声優、タレント等若い女性が男性の疑似恋人としてその存在意義がある職業において「アイドルだって自由に恋愛してセックスしてもいいじゃん」と言い出してしまえば、イメージでお金を払ってくれるファン=市場が急速にしぼんで行くことが想像されるからです。これはいわゆる職業倫理の問題になります。
職業倫理として、アイドルや声優さんがお金を稼ぐ自身の商品価値として清楚性、処女性を売りにしている以上、恋愛禁止はやむを得ないとも思います(声優さんの中にアイドル系、ビジュアル系と、ベテラン、実力派、個性派がいるのでスタンスによると思います)。
制作側も金をかけて番組を作っている以上、できるだけ万人に不快な思いをさせないよう注意する義務があるとも思います。
ですので、本作のおおねえさんは、自分自身がうたのおねえさんの前提条件がわかって職業としてえらんだわけですから、プロ意識が足りないといえるかもしれません。
週刊誌に狙われていることも含めてのタレント活動の一部であるということもできるでしょう。
ただ、本作を見た場合、一人の人間としておねえさんを捉えると恋愛にちゃんと感情移入できます。私は好意的に応援しながら見ています(そもそも私はアイドルグループ、アイドル系アニメにほとんど興味がないので、アイドルや中の人のプライバシーに興味は全くありません。別に彼氏がいようが不倫をしてようが歌手、声優として実力があれば気にしません)。
ぜひ、スキャンダル展開になって、そのあとどう振舞うかが見たいと思います。まあ、作品の意図からいって恋愛は成就しそうですが、悩みをクローズアップしてほしいところです。
この作品って突き詰めて行くと文学になりそうなテーマですよね。大変考えさせられます。 {/netabare}
5話までみました。なんか久々にメチャメチャ面白い…というか気になるショートアニメです。うたのお姉さんとシングルファーザー。この2人の境遇が素晴らしくて、深いテーマ性を感じさせました。
{netabare} 芸能を生業といしている人でも、やはり人間ですから異性(あるいは同性)を求める本能はあります。特に清純であることが求められるうたのお姉さんですから、周囲にばれればスキャンダルです。
そういう視点で見ると可哀想は可哀想です。決めつけると批判はあるでしょうが、女性芸能人なら容姿の問題がありますので、ある程度若い時期が活躍できる時期になります。つまり一番恋愛したい時期です。
そして孤独ですよね。人との付き合いを制限される。華やかに見えて過酷な職業、仕事があまりに忙しい。そういう職業だと分かってなったとしても、人間ですから他人の温もりを求めるのは無理からぬことです。
3分アニメなので、短絡なところもありますが、こういう境遇のヒロインが出会った男性と恋愛に陥るというのはなかなか面白いと思います。
そして、うたのお姉さんという設定を使い、相手が子持ちのシングルというのがいいですね。普通の独身男性だとただのエロアニメで終わってしまいそうですが、裏にある心の機微のようなものが感じられます。本作はベッドシーンの表現から考えてエロアニメではないと思います。
男性側の負い目もあるでしょうし、ヒロイン側の奥さんと自分の比較、今のところは表現されませんし今後もどうかしりませんが、自分の両親や周囲の目、本当に子供を愛せるか、という問題もあるでしょう。
そして男性の職業ですよね。絵本作家にすらなれていない。年収で結婚相手を選択するような世の中で非常に純愛でした。
ものすごく行く末が気になるというか、応援したくなる感じでした。{/netabare}