「大正オトメ御伽話(TVアニメ動画)」

総合得点
73.2
感想・評価
243
棚に入れた
718
ランキング
1048
★★★★☆ 3.6 (243)
物語
3.7
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大正ノスタルジック・ラブストーリー(公式)

公式情報 
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INTRODUCTION
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時は大正――。金持ちの家に生まれ、何不自由なく育ってきた志磨珠彦は、大事故に遭い、右手の自由と父の期待、そして母を失う。養生という名目で田舎に厄介払いされ、いつしか世の中すべてを嫌う厭世家(ペシミスト)になっていた。そんな彼のもとへ、夕月と呼ばれる少女がやってくる。珠彦の世話をするために父があてがった、妻だった。最初は夕月をうっとうしく思っていた珠彦だが、次第にその笑顔と優しさに心を開いていき――。果たして、二人は本当の夫婦になれるのか。大正ノスタルジック・ラブストーリー、開演!
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スタッフ{netabare}
原作:桐丘さな『大正処女御伽話』(集英社 ジャンプコミックス刊)
監督:羽鳥潤
シリーズ構成・脚本:福田裕子
キャラクターデザイン:渡辺まゆみ
音楽:高梨康治(Team-MAX)
美術監督:松本浩樹
色彩設計:瀬戸治子
撮影監督:坪内弘樹
編集:村井秀明
音響監督:郷文裕貴
音響効果:山田香織
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽制作:ポニーキャニオン
制作:SynergySP

主題歌
OP:「オトメの心得」GARNiDELiA
ED:「真心に奏」土岐隼一
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キャスト{netabare}
志磨珠彦:小林裕介
立花夕月:会沢紗弥
志磨珠子:宮本侑芽
渥美綾:安済知佳
白鳥ことり:伊藤彩沙
白鳥策:土岐隼一
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1話ずつの感想


第一話 夕月 来タル
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公式のあらすじ
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大正十年。事故であらゆるものを失い、山奥に追いやられた志磨珠彦。世を嫌うペシミストとなった彼のもとへ、ある日、白無垢の少女がやってくる。彼女の名前は夕月。珠彦の妻となるべく、父親に買われてきた少女だった。冷たく突き放すも、夕月は甲斐甲斐しく接してきて……。朽ち果てかけていた珠彦の生活が、一変する。
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感想
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事故で右腕が動かなくなった少年が、家族から見放されて田舎で暮らしてると
そこに、お世話係兼お嫁さんとしてひとりの少女が送られて来る。。
ってゆうおはなしで、雰囲気は戦争の起きない「この世界の片隅に」で
設定は、さわっても死なない「死神坊ちゃんと黒メイド」ってゆう感じ。。


夕月はお嫁さんって言っても、まだ婚約者ってゆう感じで
明るい夕月が、家族からも見放された珠彦クンを立ち直らせる
ってゆう、ラブコメになりそう^^


「この世界の片隅に」や「死神坊ちゃんと黒メイド」みたいな
暗い設定がない分、安心して見てられるかも☆彡



お父さんの借金の形に売られたお嬢さんの夕月が
ひとりで珠彦クンの家に来たとき、珠彦クンは自分も悩んでるのに
そんな立場の夕月を思いやって、上着をかけてくれて
やさしい人だってゆうのが伝わってきてよかった☆


あと、久しぶりに「星の界」を聞いて
幼稚園のころ「いつくしみ深き」を合唱したの思い出しちゃった^^


昔のお嬢様って、婚約者を親が決めることが多かったのかな。。

みんなそれが普通だったら
相手がやさしい人ってゆうだけで、良かったのかも。。


それと珠彦クンって、お父さんに捨てられたみたく感じてるけど
右手が使えなくなっただけで、親が捨てるってゆうのは変だし
捨てたんだったら、家と生活費とお嫁さんまで世話してくれるのも変だから
実はそんなに悪い人じゃないのかも。。

何となくだけど、思い通りに行かなくってすねてる珠彦クンに
立ち直ってほしいって思ってたりするんじゃないのかな?


ちなみに夕月が買われた大正10年くらいの1万円って
今の価値だと530万~2800万円の間くらいだから
1000万円くらいに考えたらいいのかな。。
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第二話 珠彦 死ス
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公式のあらすじ
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年が明けてもなかなか慣れない夕月との共同生活。珠彦は、彼女を意識しては気恥ずかしさに包まれる毎日を過ごしていた。そんなある日、父親から便りが届く。兄と姉に縁談が持ち上がったというめでたい内容だった。だが、自分への通達に言葉を失う。動揺を隠せない珠彦はふさぎ込み、食事もろくに取らず体調を崩してしまう。
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感想
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前半はあらすじのおはなしで、お兄さんお姉さんに縁談が来たから
不出来な弟は死んだことにする、ってゆう手紙をもらって
珠彦クンは落ちこんで、熱を出した。。

それで、死のうと思う、ってゆう珠彦クンを夕月が元気づけたんだけど
その時、珠彦クンが吐いたもので、夕月の一張羅が汚れて
後半は悪いと思った珠彦クンが、新しい反物を買うために
東京のデパートに連れてってくれて、ショッピングデート^^

それから一か月後、夕月が着物を完成させたとき
珠彦クンの妹がとつぜん現れて、いっしょに住むって言い出したけど
何だかイジワルそう。。ってゆうところでオシマイ^^



死んだことにする、って言われた珠彦クンが落ちこむ気持ち、よく分かる。。

誰からも必要とされてない、ってゆうのは
それだけで生きたい!ってゆう気もちがなくなるから。。

もし、そばに夕月がいなかったら、珠彦クンは本当に死んでたかも。。

ただ、お父さんが手紙に
「右手の自由を失い、学校もやめ、山中に篭居してる様な。。」
って書いてたから、右手の自由がなくなったことより
学校やめて、別荘に引きこもってる、ってゆうほうが問題なのかも?

でも、そうゆうのって、元々うしろ向きな性格ってゆうのもあるかもだけど
事故でお母さんも亡くしたし、うつ状態になってるだけなんじゃないかな?

そうゆうときは、あんまりがんばらない方がいいと思うし
お父さんが分かってくれて、もうちょっとやさしくしてくれたら
夕月といっしょなら、そのうち学校にも行けるかも☆彡
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第三話 黒百合ノ娘
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公式のあらすじ
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珠彦の屋敷に妹の珠子が押しかけてきた。志磨家随一の才女でありながら人を食ってかかる珠子に、珠彦は頭を抱えるばかり。案の定、珠彦に突っかかったり、夕月をからかったりとやりたい放題。それでも夕月は屋敷が賑やかになったことを喜び、珠子と打ち解けようとする。一方、珠子には兄のもとへ身を寄せる、ある事情があった。
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感想
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珠子は、マウント取って、人に上から目線で物を言ったりする
ちょっとイヤな感じの子で、珠彦クンもこわがってたけど
それが原因で学校でもうまくいかなくって
学校休んでお父さんとケンカして、出てきたみたい。。

でもそれは家で、誰もちゃんと相手をしてくれなくって性格がゆがんだだけで
素はこわがりな12歳の女の子だったみたい。。

雷の夜、トイレに行くとき、雷が鳴って思わずおもらししちゃったけど
ついて来てもらってた夕月が、雨の中、お風呂を沸かしてくれたり
髪をすいてくれたり、甘えさせてくれて、お姉さんになってくれたから
なついちゃった^^



前半は、夕月と珠彦クンのラブコメで
後半は、何だか見たことあるパターン?って思ったら
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」かな^^

珠子のギスギスが、しばらく続くのかな?って思ってたけど
意外とチョロインで、ひと晩で攻略されちゃって
ギスギスが続かなくってよかった^^


珠子が学校行かなくなった理由は、とってもよく分かる。。

何人もの人とつき合ってると、あっちに行ってこの人の悪グチを言って
こっちの人にはあっちの人の悪グチを言う、みたいになっちゃうから。。

ひとりの人だけと仲よくなれればいいんだけど
人がたくさんいたら、ほかの人は無視することになっちゃうからダメだし
何人もの人と仲よくしようってすると、合う人合わない人が出てきたりして
学校を休んだりするのって、しょうがないんじゃないかな。。って
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第四話 幸セハ月明カリノ下ニ
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公式のあらすじ
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夕月が熱を出して倒れてしまう。珠子が必死に介抱する一方で、珠彦は狼狽することしかできず……。
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感想
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夕月が過労で倒れ、珠子がお医者さんを呼んだり、看病したり。。

珠彦クンは、何か手伝いたいって思うんだけど
左手だけだと思うようにならなくって
珠子を幸せにできないんじゃないか、ってまた落ちこむ。。



思ったけど、珠彦クンが何でもひとりでできるんだったら
夕月はここに来なかったはずだから、何にもできなくって当たり前。。

でも、できることもあるんだから、できることはしたらいいだけだと思う^^


それにしても珠子は
せっかく来てくれたお医者さんを追い返すようなことして
こんど何かあったとき、来てくれなくなったらどうするんだろう。。

あのお医者さんは、きびしいこと言ってたけど
夕月が買われてきたのも本当だし
珠子が男の人たちを家来みたいにしてたのも本当で

ふだんから志磨家の人って、村の人たちの反感買うようなことしてるから
お医者さんが、夕月がこき使われてるって思って
珠彦クンにあんな言い方になったのかも?

ちゃんと説明すればよかっただけだと思う。。


あと珠彦クンが、自分はペシミストって何度も言ってたけど
ペシミストって、わざとなれるものじゃないと思う。。
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第五話 九月一日
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公式のあらすじ
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医者を目指すといって、急に荷造りを始めた珠子。突然の報告に珠彦も夕月も困惑するばかりで……。
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感想
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3パートに分かれてたみたいで
1話目は珠子がお医者さんを目指すために、家に帰るおはなし。。

今まで、自分のことしか考えてこなかった珠子が
夕月のために一生けんめい看病したりして
人のために何かするってゆうことに気がついたみたい^^

そんな珠子を見て
珠彦クンも自分に少し似た妹が愛おしく感じられるようになったみたいで
寝てる珠子の頭をなでて「家族の中でいちばん大事なのはお前だ」
ってゆうところで、ちょっとうるうる。。

次の日、珠子はしっかりそのとき起きてた、ってゆうのがおかしかったw
でも、よかった☆


2話目は、珠彦クンが村の市場に買い物に行く夕月を追いかけて
2人でお買い物デート^^

仲がいい2人を見張る、ひとりの少女。。ってゆうおはなしで
そのあと3話目で、家に帰ったら夕月が手作りのしおりを用意してて
珠彦さま誕生日おめでとうございます!って言ってくれて
今まで家族にそんなこと言われたことなくって涙を流してハグ。。

ってゆうエピソードの途中で
猫がへやに入ったみたいでビンが割れる音がして、珠彦クンが行ってみると
そこには勝手に部屋に上がりこんだ、村で見張ってた女の子がいて
珠彦クンのコレクションのHな本を見てた。。

それで何だか分からないうちにからかわれて、少女は逃げてったんだけど
その時サイフと、サイフより大事なしおりを盗まれたことに気がついて
あとから来た夕月には何も説明しないまま
珠彦クンは彼女のあとを自転車で追いかけた。。

部屋に残された夕月は、女の子の匂いに気がついた。。ってゆうおはなし。。



あの子はOPとかにも出てたから、あんまり不思議に思わなかったけど
ただのドロボウで、部屋をあさってたら、キャンデーのビンを割っちゃって
中が気になって食べてみた、ってゆう感じだったみたいw

部屋に金目の物がなかったから、誰か来るのを待ってたのかな?
さっさと逃げないのが不思議だった。。
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第六話 悪イ娘
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公式のあらすじ
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綾に盗まれた栞を取り戻そうと、珠彦が奔走する。しかし、栞のことも綾のことも夕月には話せずにいた。
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感想
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珠彦クンは夕月に
しおりを盗まれたことを話せないまま、綾の家に取返しに行くんだけど
成りゆきで、綾の弟たちに勉強を教えることになった。。

けっきょくしおりを返してもらえず、夕月に話そうとした時、家に綾が来て
夕月に嫉妬した綾は、2人の仲を裂くために
妾にしてもらった、しおりも珠彦がくれた、ってウソばかり。。

珠彦クンは、何とかしおりを取りもどしたんだけど
焼きもちをやいた夕月にボロボロにされちゃった。。

でも、誕生日のお祝い電話をかけてきた珠子に
キキョウの花言葉の意味が、永遠の愛だって聞いて
珠彦クンは一生けんめいに直そうとしたら
その思いが夕月に伝わって、さいごは夕月に叩かれながらイチャイチャ。。



珠彦クンと夕月のイチャイチャは置いておいて
もっと大切なおはなしがあった。。

それは綾の家のおはなしで、お父さんがあんなだと
弟たちまで悪い子になりそうで悲しかった。。
それに綾まで売られなければいいけど☆彡

そんな綾だから、幸せそうにしてる夕月が許せなかったんだと思う。。

綾は悪い子だけど
売られたり、警察とかにつかまる前にできれば何とかしてあげたい☆彡

でも、いい人がいて結婚したとしても
お父さんが変わらないと、つきまとわれて、相手の人まで不幸になりそうで
きっと今の世の中にも、こうゆう毒親って少なくなくって
その子も大きくなって、また毒親になったりすることも少なくないのかも。。


あとは夕月の焼きもちだったけど
しおりをビリビリに引きちぎったところは、ちょっとこわくって
珠彦クンが夢でも見てるのかな?って思ったけど、本当だった。。

やっぱりウソや隠し事って、しない方がいいと思う☆彡
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第七話 珠彦先生
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公式のあらすじ
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珠彦の授業が評判となり、村の子どもたちが集まってくるようになった。そんな中、珠彦はある決意を固める。
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感想
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綾の弟たちが、友だちをつれて勉強を教えてもらいに来るようになって
珠彦クンにほんの少し、自信がついてきたのかも
復学して、自分のできる職業に就きたいって思うようになって
それから夕月との結婚を考えたいって思いはじめるの。。



大晦日が夕月の誕生日で、去年の大晦日のことを話してたけど
夕月が来てから、もう1年以上たったんだね。。

すぐには結婚できないけど、珠彦クンが前向きになって
ちゃんと夕月のこと考えてくれてるのが分かってよかった♪

お誕生日にキスのプレゼントってゆうのも、一生忘れなさそう^^


綾の弟クンが奉公に行ったけど、希望を持たせてあげられてよかった^^
奉公先がいいところだといいけど☆彡

でも、やっぱり気になるのは綾のことかも。。
どこかに売られていかなければいいけど
あのお父さんだと、何をするかわからなさそう。。
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第八話 珠彦 学校ヘ
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公式のあらすじ
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復学を決意し、編入試験の勉強に励む珠彦。すべては夕月を守るため。閉じこもっていた時間が動き出す。
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感想
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前半は、珠彦クンが復学しようとお父さんに手紙を送るけど返事がない。。
そんな時、珠子が医者の叔父さんにそのことを話して
援助させてほしい、って連絡があって、高2に編入することになった。。

それから歌手の白鳥ことりちゃんが千葉に来ることになって
駅で歌って、みんなを楽しませてくれたんだけど
その様子を陰からのぞくメガネの少年。。


後半は学校が始まって
志磨家のひとりってゆうのと、右手が使えないので、ぼっちになった。。

ところが美術の時間、珠彦クンと同じ日に編入してきた策クンが近づいてきて
いっしょに好きな人の似顔絵を描くことになったんだけど
お互いけなし合って軽いケンカになって先生にしかられて
お互いの似顔絵を描く宿題を出されたみたい。。

それで、策クンが珠彦クンの家に来て
いっしょにお絵かきしたり、ご飯を食べたりで、お友達になれたみたい^^

次の日、策クンが、双子の妹のことりを連れて来て
夕月が舞い上がったところでオシマイ^^


お父さんは、ほんとはいい人なのかな?ってにゃんは思ってたけど
本当に毒親だったみたい。。

でも、いい叔父さんがいてくれてよかった☆

叔父さんが援助してくれるって知った時のうれし涙。。
学校でお弁当を食べるときにあふれた涙。。
その時の珠彦クンの気持ちが、痛いくらいに伝わってきた。。


あと、策クンがよさそうな人でよかった◎
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第九話 策トコトリ
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公式のあらすじ
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憧れの白鳥ことりがやってきた。恋する乙女の応援歌を作りたいといい、夕月に恋愛とは何かを尋ねてくる。
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感想
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ことりが策クンに連れられて、恋する乙女の応援歌を作るために
泊まりこみで夕月と珠彦クンの生活を見学しに来たの。。

それで、ことりが勉強しにやってきた子供たちに歌を教えたり
楽しく過ごしたんだけど
珠彦クンと夕月は、策クンの様子がおかしいことに気づくの。。

珠彦クンが策クンに聞いてみると
歌はもともと策クンが先に始めて、ことりに教えたんだけど
策クンは病気でずっと歌が歌えなくって
コンプレックスを感じてたみたい。。

でも、珠彦クンに話してスッキリしたみたいで
ことりの新曲発表会に飛び入りで参加して
ことりの好きな歌をいっしょに歌って
仲のいい兄妹にもどった、ってゆうおはなし。。



ふつうにはおもしろかったけど
もともと兄妹の仲はそんなに悪そうじゃなかったし
ちょっと、ムリに作ったエピソードってゆう感じがしたかな。。

歌は良かった♪
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第十話 夕月 東京ヘ行ク
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公式のあらすじ
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結婚することになった友人に会うために、夕月は一人、東京へ向かう。名残惜しそうに送り出す珠彦だが……。
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感想
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パート1は夕月の親友ができちゃった婚をして、九州に引っ越すことになって
その前に夕月が会いに行くまでのおはなしで
珠彦クンといっしょに神社にお参りに行って、お守りを買ってくれたり
駅でみんなの前でキスをしそうになったりしてラブラブ^^

パート2は久しぶりに会った夕月が、友だちのアパートに泊めてもらって
思い出とか、恋バナをするおはなし。。

パート3は関東大震災が起きて、悲惨な村の様子を見た珠彦クンが
東京はもっと大変だと思い、夕月を迎えに出かけるの。。



夜中、友だちのアパートの窓が、ガタガタ言ってたのが気になったけど
やっぱり、バッドフラグだったみたい。。

それでWikiで調べたら、まだ寒い時期じゃないけど、ちょうどお昼前で
火を使ってた家が多かったのと、日本海の方の台風の影響で風が強くって
火事で亡くなった人が多かったみたい。。

あのガタガタは、その時の風が強かったってゆうことみたい。。


あと、珠彦クンが夕月を迎えに行こうと思ったのはステキで
気持ちはすっごくわかるけど
被災地に、自分の住んでる村のお手伝いもできない人が行くって
自分も二次災害に巻き込まれたりして、かえって迷惑になりそう。。

おはなしだからいいけど、実際にこうゆうことが起きたら
珠彦クンの方がもっと心配だから、じっとしててほしい☆彡

調べたら、佐倉駅は参勤交代とかで使われてた成田街道ぞいで
東京まではほとんど一直線で道は悪くなかったみたいだけど
東京駅までは約47キロで、休まず歩いても10時間くらいかかるみたい。。
着いたときは夜中かも。。
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第十一話 夕月ヲ求メテ
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公式のあらすじ
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夕月を捜しに東京へ向かう珠彦。だが、東京にかつての面影はなく、夕月を見つけ出すのは絶望的だった。
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感想
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珠彦クンは、弟を探す綾といっしょに東京に向かって歩き出した。。

東京駅に着いて、疲れてたおれた珠彦クンを助けてくれたのは
珠彦叔父さんといっしょにボランティアで医療奉仕に来てた珠子だった。。

それから上野に向かう珠彦クンに珠子がついてきて
浅草に向かう綾と途中で別れた。。

探してる途中で川で飛び込み自殺をしようとしてる女の子を止めようとしたら
安産のお祈りをしてるだけだったりしたけど
実はその子は珠子が会いに来た友だちだって分かって
でも、珠子とはぐれたって聞いてガッカリしたり。。

それから歌の慰問に来てた白鳥兄妹に会って、おにぎりもらって歩いてたら
おなかをすかせた兄妹の子たちに取られそうになったけど
その子たちは夕月といっしょにいるって分かって
病気で寝込んでる夕月をかかえて、避難所に走り出したところでオシマイ。。



次つぎ知り合いに会うとか、ちょっとうまくいきすぎなのは気になったけど
珠彦クンが夕月を見つけたところは、なみだが出てきちゃった。。


あと、おにぎりを盗もうとした兄妹は
わけを話したら、子どもだから分けてくれる人も
避難所の場所を教えてくれる人もいたと思うんだけど
盗もうとする前に「分けてください」ってたのまなかったのかな。。

いくら困ってても、そんな人がひとりもいないって変だし
子どもたちが誰かに相談する前に盗もうって考えるとか
綾もそうだったけど、これだと大正時代の子どもたちって
すぐ盗みとか考える子が多かったみたいになってるんだけど。。
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第十二話 春ノ嵐
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公式のあらすじ
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気持ちを伝えられなかったことを後悔する夕月。なんとしても生き延びて、珠彦に再会することを願うが……。
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感想
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お父さんの借金を返すために自分を売った夕月が
不安しかなかったのにやさしく迎えられて、珠彦クンのことが好きになった
ってゆうエピソードを夢で見せてくれてよかった☆

どこがいいのかよく分からない主人公が、ハーレムを作るおはなしが多い中で
珠彦さんに会いたい!ってゆう思いが、すごく伝わってきて
夕月が目を覚ましたところで、思わず涙が出てきちゃった。。

あと、珠彦クンが冷たいお父さんに
「ご無事でよかった。。」って言ったところが
珠彦クンが、大人になったなぁって。。

この思いが、お父さんにも届くといいな☆彡

でも、住むところと、生活費と、夕月を送ってくれたんだから
どんなに冷たく見えても、お父さんには感謝しかないのかも☆


後半はまた日常回で
珠彦クンの誕生日をみんなでお祝いするおはなしだったけど
災害から生きのびたあとの日常って
みんなが生きてるだけで、幸せなんだなぁって。。


でも、珠彦クンのまわりはハッピーエンドだったけど
震災で亡くなった人もたくさんいるはずだから
あんまりよろこべないかも。。
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見おわって。。


大正時代。家族の借金を返すために自分を売った少女が
売られた先の心と体に傷を負った坊ちゃんがやさしい人だって気が付いて
恋してつくして、愛されるようになる、純愛ラブコメだった。。


はじめ、お父さんに捨てられた主人公が
すねてウジウジしてるのが気になったけど
夕月につくしてもらって、変わってくところがよかった☆

おはなしはご都合主義なところが多かったけど
こんなに好きになれる人がいて
思った分だけ思いが返ってくるって、とっても幸せなことなんだって
見てて、やさしい気もちになれるおはなしでよかった☆


あと、夕月と珠彦クンのまっすぐな思いに
どんどん人が集まってくるところは
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」
みたいな感じで「はめふら」が好きな人は好きだと思う☆彡






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投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 439
サンキュー:

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