ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
女神に嫌われ、亜人に慕われる少年の、異世界道中記
ラノベが原作の作品。
dアニメのデイリーランキングで1位だったので
なんとなく見てみたところ、
安定して楽しめたのでそのまま最後まで見ました^^
大人より中高生あたりに好まれそう。
設定もきちんと考えられていて、
安心して眺めていられました。
全12話です。
2期の放送も決定しています。
● ストーリー
いつもと変わらない日常だったのに、
ある夜いきなり異世界へ召喚された深澄真(みすみ まこと)。
実は両親は異世界人で、
両親の代わりに勇者として差し出されることになっていたのだという。
しかし、顔が醜いことを理由に女神に嫌われ、
世界の果ての荒野に追いやられてしまう。
亜人である上位竜の巴(ともえ)や黒蜘蛛の澪(みお)を仲間にして、
巴と真の契約でできた空間・亜空(あくう)に村を作る。
そして両親のルーツを辿るべく、
人間との交流を始める。
強い味方がいて、
亜空という最高の環境を持った場所があって、
真自身の能力もけた違いに高い。
真の異世界生活はとても順調。
やること全部が順調で、
なんというヌルゲーなんだと力が抜けます。笑
平和的で安心して見られる良さでもあるし、
逆に言えばピンチもピンチに見えないので緊張感にはやや欠けます。
時々ピンチになりながら物語は順調に進んでいくけど、見ているこちらには何かを乗り越えてきたという達成感はあまり感じられません。
新しい出会いがあって、
つながりを広げていって、
商人として新しい事業を始めようとして、
ストーリー展開は個人的には嫌いではありませんでした。
終始安心して眺めていられました。
主人公のヌルゲーな異世界生活が受け入れられるかどうかにかかっていますねw
● キャラクター
この異世界の人間は、
女神の恩恵で全員が美男美女。
一方の真は、
人間から見ると亜人と間違うほどの醜い顔立ちだそうで。
アニメでは平凡な顔で描かれていましたが、
一体人間たちからはどのように見えているのか気になりました。笑
本人の意思に反して勢力が拡大していく亜空と、
なんだかんだそれを受け入れていく懐の深さ、
巨大な勢力の長でありながらも慎重な姿勢を崩さず、
次々新たな展開のために動き出す行動力。
実際はこうも順調に異世界ライフが進むとは思えませんが、
私は結構好きなキャラでした。
真みたいな平凡で素朴な男の子主人公、好きなんですよねw
だから楽しめたのかもしれない。笑
真の従者である巴と澪は、
最初は魅力を感じなかったのですが、
キャラの描かれ方がうまくて、
見ていくうちに好きになっていました。
それは声優さんの良さも大きな理由かなと。
巴(cv.佐倉綾音)、澪(cv.鬼頭明里)の二人の声が好きで、
この役にばっちりハマっていました。
侍気質の巴を演じる佐倉綾音さんの演技も、
真にメロメロで感情の起伏の激しい澪を演じる鬼頭明里さんの演技も、
どちらもとてもお気に入りでした^^
終盤で登場する識(しき)も好きだったんだよなあ。
cv.津田健次郎さんの声でイケメン度が上がる上がる…。
この作品、声優さんがはまり役だなあと感じるところが多くて、
そこが私の気に入ったポイントの一つでした♪
● 音楽
【 OP「ギャンブル」/ syudou】
声優さんもよかったのですが、
この作品で私が一番気に入ったのはこのOP。
めちゃめちゃかっこいい…!
最初に聞いた時からかっこいい!とハマりました。
この作品を見るまで知らなかったのですが、
「うっせぇわ」を作詞作曲した方だったのですね。
(「うっせぇわ」はそんなに好きじゃなかったけどw)
曲も歌い方もかっこよくて、
私のお気に入りアーティストさんとなりました^^
【 ED「ビューティフル・ドリーマー」/ Ezoshika Gourmet Club 】
OPとは雰囲気が違う、
優しい曲調のバンドですね。
最終話のじんわりくるラストシーンと、
この曲のつなぎがとてもよかったです^^
● まとめ
新たな展開へ向かう途中で1期の終わりを迎えたので、
2期のお知らせは嬉しいです♪
ストーリーの続きが気になるというほどではないけど、
どんな展開になっていくのかは興味があります。
ストーリー展開はつまらないと感じる方も多そうですが、
私は主題歌と声優さんで満足しているので、
個人的には見てよかったと感じています^^